株式会社ミス・パリ 代表取締役 下村 朱美

【女性が輝く時代へ】
このコーナーは、東京ニュービジネス協議会が、女性の活躍を推進する会員経営者を紹介・応援するプロジェクトです。


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株式会社ミス・パリ 代表取締役 下村 朱美

わが社は美容の会社ということもあり、社員の93.6%が女性です。今年で創業32年ですが、女性が頑張り女性の力で成長してきました。女性を活用するも何も女性ばかり。当然、採用や昇進に男女を区別する概念はありません。企業活動をするにあたり、男性が少ないからという理由で、不便することも不自由することもありません。

女性が活躍できる業界、職種だということもラッキーだったのかもしれません。

男性と女性では、脳に形態的差があり、右脳と左脳をつなぐ脳梁という神経の束の連結が、女性のほうが強いのだそうです。つまり、女性のほうが、左右の脳のコミュニケーションが良く取れていて、論理的に思考しながらも、感性で判断することが得意といわれています。

美しいものを見極める力、感性の豊かさは能力であり、それをビジネスに繋げるなら、例えば、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という五感が喜ぶことを提供するサービス業においては、女性のほうが適任といえるのではないでしょうか。エステティックは「美学」と訳されますが、女性の能力を発揮するという意味で、私は女性として有利な職業を選んだのだと思います。

結婚、出産、介護等を理由に女性が仕事を辞めることが多いのは事実。結婚後は家庭に入るべきとか、子育て介護は女性の務めとか、旧態依然の概念も払しょくされていません。

出産という女性特有の能力が十分に発揮されれば、社会全体が豊かになるはずですが、働きながら子育てや介護をするには、環境や法制度がまだまだ不十分です。

しかし、いつまでも女性が「弱き性」として被害者の立場にしがみついていては、何も変わりません。信頼に足る生き方働き方をする必要があります。

家庭の事情で仕事を諦めざるを得ない場合もあるでしょう。しかし「家族のため」という美しい響きに甘えて、努力を怠ったり、安易な道に逃げ込んだりすることもあるのではないでしょうか。

むろん子育ては尊いものです。むしろ仕事より難しいとも言えるでしょう。しかし、いつか終わりが来る。親から自立させることが子育てなのですから。では子供が巣立った後の人生は?

女性も「自分ありき」で考え、行動して良いのです。仕事は、自己表現の一つです。社会と関わり他者に評価されることで、自己満足を超えた生きがいを得られます。実益も得られます。手にした資金で能力を磨き、新たな自己表現もできましょう。仕事を続けることで、人生を豊かに楽しむ良いサイクル(循環)が生まれるのです。

このように、女性自身が仕事を持つことの意義を理解し、「覚悟」を決めること、「女性の意識改革」あってこそ、企業や社会が「女性を活用」することができるのです。そして評価が性別によらず人格、能力なされるべきです。

わが社の企業理念は「心も体も美しく健やかな人づくり」。本当の美しさを真摯に考え抜き、私達がたどりついた結論は、心と体の健康がなければ、本当の美しさを手にすることはできないということでした。

そして創業30周年を迎えた2012年、「世界中に美しい人を創る」をスローガンに掲げました。美しい人を見ると、人は心ときめき、嬉しく幸福な気分になります。美しい人になると、明るく、優しく、積極的になれます。そんな美しく健康で、幸せな人を創るのが私達の仕事です。

男性も女性も、互いを惹きつけ信頼される存在となり、共に良い社会、世界を創りたいですね。

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【企業DATA】
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住所:東京都港区赤坂6-6-3
電話:03-3568-2531
URL:http://www.miss-paris-group.co.jp/

<主要事業紹介>
エステティックサロンの経営指導、美容総合商社、 広告代理業、ミスパリ エステティックスクールの経営、人材派遣業務

<主なグループ会社>
●株式会社シェイプアップハウス
・男のエステ ダンディハウス
・エステティック ミス・パリ
・ミスパリ ダイエットセンター
・スパ・ゲストハウス 
上記ブランドの経営
●ヘルスファーム株式会社
・エスティオ
上記ブランドの経営
●学校法人 ミスパリ学園
・専門学校、エステティックスクールの経営
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「フジサンケイビジネスアイ」

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