1990年代以降、日本の企業は単に結果のみを評価する「成果主義」に傾いていました。しかしそのような短期的・部分的な目線の評価には限度があり、人材の本質的な価値を見抜くことは難しく、中長期でみるとあまり効果的ではないことに気づき始めたのです。
そしてその反省に基づき、仕事への取り組み姿勢や行動パターンなど「プロセス」を重視する考え方が広まってきています。その「プロセス」を客観的に評価し、より自社の価値観にあったリーダーを評価・育成するものとして近年注目を集めているのが「人材アセスメント」です。
「人材アセスメント」の手法は様々ありますが、昇進・昇格審査として「小論文試験」が多くの企業で導入されています。しかし、普段はリーダーとして人前で話したり部下に指示を出したりすることに慣れていても、いざ自分の考えを自分の言葉で文章に綴ろうとするとなかなかスムーズに手が進まない、という方が多いのが現状のようです。
弊社は2003年より「人材アセスメント」の研究開発を進め、「インバスケット演習」をはじめリーダー社員の育成を目的とした様々な昇進・昇格試験の個人向け演習サービスを提供しています。その蓄積されたノウハウ・受講生から寄せられた声をもとに、この度リーダーとしての「書く力」「伝える力」を強化する場として、「小論文対策勉強会」をスタートすることとなりました。
〈小論文勉強会の概要〉
○「小論文の書き方」に関する基本講義
・人材アセスメントで評価されることとは?
・こんな小論文は評価されない
・小論文の構成とは? 等
○「書く力」を試すミニワーク
○小論文に関する課題について質疑応答
という3つの構成。少人数制で行う2時間の集中講義です。
~添削付きオプション有り~
ご自身が希望するテーマで小論文を書いていただき、専門の者が添削したものを返信するという通信教育です。
〈受講生の声〉
・小論文の基本的な評価軸を理解することができた。
・文章にエピソードを盛り込み、読み手がイメージできるようにする、という考え方が
参考になりました。
・日々の業務での意識と実践が最も大事であることを再認識できました。