ITベンチャーのレピカ(東京都港区)は、飲食店で気に入った料理の写真をインターネット上に記録し、“グルメ日記”をつけられる無料アプリ「ぐぅぐぅログ」を公開した。
2006年の創業以来、主力事業としてきたメール配信やギフトカードなどのシステム開発に加え、普及が著しいスマートフォン(高機能携帯電話)関連ビジネスに参入し、収益力の強化を図る。
同アプリは、料理や店の写真に感想を添えてネット上に投稿し、簡単な操作でリスト化する仕組み。スマホのGPS(衛星利用測位システム)機能を利用すれば、自分の現在地に近い飲食店についての投稿を探すことも可能。投稿の公開範囲は「自分だけ」「友人のみ」「ユーザー全体」の中から選べるので、秘密にしておきたい穴場の店も安心してリスト化できる。
まず先月、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」向けに配信を開始した。米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載端末向けにも近く公開する。
同社が得るのは広告収入のみだが、マーケティング部の中岡みはるさんは「テレビ番組や出版社、人気フードライターと連携し、1年間で100万人の利用を目指したい」と意気込む。ユーザー層の厚みを早期に確保し、次のスマホビジネスにつなげていくのが同社の狙いだ。
「フジサンケイビジネスアイ」