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【トップは語る】ライセンスアカデミー社長・白田康則さん(63)

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ライセンスアカデミー社長・白田康則さん

■優良成長企業を認定 学生に発信

 --高校生が進学や就職を考えるための進路相談会を全国で年に6000回以上も開いている

 「偏差値だけではなく、どんな職業があり、自分はどんなことに興味があるかを考えた上で、進路を決めてほしい。相談会には職業体験や企業情報、大学と連携した入学説明会などを盛り込み、考える材料と機会を提供している。学校を通じて、全国の高校生の3分の1に当たる115万人が参加している」

 --大学や高校など6000校に3万部を配る「大學新聞」のつながりを活用し、3年前から大学生の就職支援に乗り出した

 「多くの学生は、日本の企業数の1%にも満たない大企業ばかりに入社エントリーシートを出して落とされ、自信をなくしている。大企業だけの就職活動で内定をもらえずに諦め、いきなり(フリーターなど)非正規雇用を選ぶケースも珍しくない。日本には中小でも優良で成長性のある企業は多く、若手の人材を切望している。このままでは若者、企業だけでなく日本社会の損失だ」

 --今年から「優良成長企業認定制度」を始めた

 「学生は情報を持っていないので、われわれが1社ずつ訪ねて吟味して、優良で成長性のある企業として認定し、就職説明会などを通じて情報発信するとともに、就職活動中の学生とのマッチングを図る。認定企業は現在100社程度だが、将来的には1万社にしたい」

 --就職活動をインターネットに頼る傾向が強い

 「ネット上にはたくさんの情報があるように見えても、得られるものは限られている。説明会などに足を運んで複数の企業の人と実際に話をしなくては、本当のことは見えてこない。現代は親も大企業志向が強いが、大企業だから安心という時代ではない。親やネットに依存せず、学生にはもっと自分自身で進路を考えてほしい」

【プロフィル】
白田康則 しろた・やすのり
  明治学院大法卒。1974年東京ライセンスアカデミー(現ライセンスアカデミー)を設立し社長。高校生と大学・専門学校をつなぐ進路支援事業を展開し、来日する留学生の支援事業や「大學新聞」「進路新聞」の発行も手がける。神奈川県出身。

「フジサンケイビジネスアイ」

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