西武信金、第3回オープンイノベーションピッチ開催 新事業の創出促す
西武信用金庫は7日、企業連携により革新的な製品・サービスの開発を目指すイベント「第3回西武オープンイノベーションピッチ」を東京・京橋の信金中央金庫京橋別館で開催した。ピッチに登壇した企業6社が、イベントに参加した約200人(オンラインを含む)を前にチャレンジングな取り組みを熱く語り、競争力を高めるために欠かせない企業連携を呼びかけた。
冒頭にあいさつした髙橋一朗理事長は「中小企業は従来、下請けの立場として受け身だった。時代が大きく変化する今、発想を180度変えて積極的に情報発信し新たな連携、事業展開を図る必要がある」と指摘。そのうえで登壇企業に対し「今回のピッチを生かして変革期を乗り越えれば(価格競争に巻き込まれない新市場を創出できる)ブルーオーシャンにたどり着く」とエールを送った。
今回参加した企業は登壇順に、FSX(おしぼりから生まれた衛生技術による応用研究)、コスモテック(水なし肌用転写シールの用途展開)、エニマス(電気の見える化で実現する幸せな脱炭素社会実現にむけて)、エイチジェイ(若者エンターテイメントから考える、次世代の消費行動)、Tailor App(ライブコマース×日本のものづくりで消費革命を日本から起こす)、インターステラテクノロジズ(宇宙産業の展望と民間企業によるロケット開発)。
西武信金は3月10日から5月30日まで、プレゼンに登場した6社が求める新事業に向けたニーズに応えらえる企業を募集。提案内容の実現性などを踏まえながらマッチングにつなげていく。