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シャワーヘッドを簡単着脱 TKSが使い分けに対応

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シャワーヘッドメーカーのTKS(岐阜市)は23日から、シャワーヘッドを簡単に取り換えられる便利グッズ「カイテキジョイント」(写真)を販売する。使用者が用途に応じて「使い分ける時代」が到来すると見込み、市場開拓に乗り出す。

カイテキジョイントはネジ式のため、シャワーホースとヘッドの間にジョイントを取り付けるだけでワンタッチでの着脱が可能になる。ネジサイズがG1/2(多くのメーカーが採用する国際汎用基準)サイズのホースとヘッドに対応する。現在使用しているシャワーヘッドを含む最大3個のヘッドを使用できるようになる。

同社は2011年、毛穴より小さい直径1マイクロメートル(0.001ミリ)未満の気泡「ウルトラファインバブル(UFB)」を発生させるシャワーヘッド「Bollina(ボリーナ)」シリーズを他社に先駆けて発売。15年にカイテキジョイントを製品化したが、ヘッドを付け替えて使用するという需要が発生しておらず20年4月に廃盤に追い込まれた。

ただ、超微細なUFBは毛穴の奥まで洗浄するほか、保温や保湿などの効果も認められるようになり市場が拡大。それにつれて美容作用や水圧重視、浄水機能付き、ペット用など様々な機能に特化した製品が登場した。

こうした中、同社はシャワーを浴びる人の好みや使用シーン(掃除や美容時間)に応じて手軽に付け替えられるニーズが徐々に顕在化すると考え、カラーデザインの一新などにより9年ぶりにリニューアルして再販することにした。価格は2750円(税込み)。

さらに今秋には目的別のヘッドを3種類発売する予定。好みの浴び心地、期待する作用、シャワーを使うシーンごとに選べる製品を投入し、シャワーを使い分けることで生活が豊かになると提案する。交換文化が日本に根付くまで訴求し、5000万世帯のうちの10%に当たる500万個の販売を目指す。

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