ネット販売で成功するためのノウハウ

第32回

遅すぎるPDCAは、ネット販売ビジネスに不向きだ!【OODAループ】を採用して、あなたもNo.1になれる。

ネット通販の魔術師合同会社  杉本 幸雄

 
本コラムの管理運営者が主催しているビジネスコンテスト「革新ビジネスアワード2016」(イノベーションズアイ、会員1万社超)の、ゴールドスポンサーに、弊社 ネット通販の魔術師合同会社は就任しています。


未だに、会社の経営者や管理職、経営コンサタント・税理士やwebマーケーター、そして、通販プロデューサーと呼ばれる人の多くは、経営の基本的な姿勢として


「【PDCA】サイクルで行きましょう!」と、呪文のように唱えていますが、
PDCAサイクルでは、ネット販売の最前線、とりわけ、中小ベンチャー企業が運営するネット通販では、"使えない"と、私は経験的に考えています。

PDCAサイクルについては、説明不要と思いますが、特長として
「現場での、随時の判断を許していない」点があります。


しかしながら、ネットマーケティング、ネット販売の世界では、毎分毎・毎時間毎、少なくとも毎日「結果」が数字として、示されています。

例えば、アクセス数、転換率、客単価などが、ページ毎、広告毎に示されます。


それらの「結果データ」を目の当たりにした瞬間的に、
ほんの少し前にやっていた施策が、間違っていたのか、正しかったのか、中断するべきか、継続するべきかが、判ってしまいます。


その時点で、計画の実行を重んじるよりも、現場で、臨機応変に決断していく方が、傷口を広げずに済みます。


そこで、登場するのが【OODA(ウゥーダ)】ループという思考法です。
OODAは、元々、朝鮮戦争で闘ったアメリカ空軍の大佐によって、作られました。

想像してみて下さい。
空で、戦闘機同志が戦っている時、彼らは「目の前のこと」に全力で対処するでしょう。
たとえ、それが最初の計画通りでなくても、自らの生命をかけて、より良い対処を瞬間的に考え、実践します。OODAは、そんな考え方です。


Observe 観察

Orient 方向づけ

Decide 決意

Act 実践


PDCAサイクルでは、想定外が致命傷になります。
目まぐるしく、状況が変わるネットマーケティングの世界では、
悠長に、評価と修正をやっていられない部分があります。そこは、「現場の、判断と実行」を重視する方が、リアリティがあるという訳です。


あなたの会社で、「OODAループ」を採用するにあたって、最大な問題があります。
それは、現場が「優秀」である事が必須条件という事です。

観察する能力から始まり、
今、この瞬間は、何をするのが全体像から考えて良いのか、
また、それは中長期的にも正しくなくてはイケマセン。
そんな、センスメイキングが出来る人材であって、経営トップは、それを容認する必要があります。


それって、社長としては、やっばり難しいですよね。
実際に、私のクライアント先でも、急に、広告代理店から入ってくる「良い広告」の話も、稟議書を回していたり、上司と連絡をつけている最中に、sold outしてしまうなんて、話があったりします。


従って、私がお勧めしているのは、OODAを採用するなら、
「現場は、社長がやりなさい!」という事です。


現に、私のクライアントの目標達成率は、およそ9割なのですが、
その100%は、担当者が社長という事実があります。


あなたは、まだ、のんびりと「PDCA」を続けますか?







 

<プロフィール>

ネット通販の魔術師
杉本幸雄(すぎもと・ゆきお)


大企業お断りのネット通販コンサルタント、起業家支援コンサルタント
昭和44年1月生まれ。小さな会社のビジネスモデルの仕組みを策定する事を得意としている。
【必ず儲かる鉄板公式】売上=商品×(集客+接客)を考案し、自らのコンサルティング指導では、商品企画・集客活動・接客活動と最適な価格戦略とターゲッティングなどのマーケティングを総合的に指南する点が、他のwebコンサルタントや広告営業会社とは大きく異なる。
これまで、自らが起業家に対してコンサルティング指導を行い、110億円の売り上げ作りに関与し、中でも楽天市場では、総合1位、ダイエット1位、健康1位、コスメ1位、食品1位などの実績は度々。
他にクライアント独自のドメインショップの売り上げを30倍にするなどの実績もある。
コンサル指導を行った、83.6%のクライアントが、それぞれの目標を達成している(平成26年2月在)。


Webサイト:ネット通販の魔術師合同会社

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