ネット販売で成功するためのノウハウ

第34回

一番お勧めの売上げUPの方法、その意外な方法とは・・・

ネット通販の魔術師合同会社  杉本 幸雄

 
まず、売上が上がったという状態とは どんな状態のことでしょう?
「ロジックツリー」の考え方で、売上UPの要素を考えます。


売上UP= 一件あたり客単価UP + 注文数量UP


ですね。



・一回で、いっぱい買わせるか、


・注文をたくさんとるか


・その両方で


あなたのネットショップは、売上UPできます。



ネットショップのオーナーみんながやってしまいがちなのが、
注文件数を、よりたくさん得て、売上UPを狙う手法に【片寄って】しまっていることです。


それよりも、もっと早く売上UPを実現できる方法が値上げして、一件あたりの客単価UPをさせる手法です。
このやり方を一番お勧めしています。

値上げとは、次のようにいくつか種類があります。

・単に、値上げする
・値下げ率を下げる
・ポイント還元を減らす
・送料無料を止める、あるいは送料無料にする条件を引き上げる



ただ、「値上げ」だなんて、言うと、「客離れ」が心配ですよね。


もし今までのあなたのショップのお客が値段重視で、あなた値段を理由で、あなたのショップを選んでいたのなら、値上げすれば、客離れ率は大きいでしょう。


しかしながら、あなたのショップが最安値でなかったり、価格訴求の広告ばかりやっていななかったならば、光明はあります。


値上げ率>客離れ率


になれば、値上げ作戦は成功と言えます。


客離れは、必ずありますのですが、大事なのは その量です。

かつて私は、ネット通販コンサルティング料金を、それまでの4倍に値上げしました。それまでのお客の半分だけが、離れました。


暗算がお得意な方は、気付きましたよね? 「大成功した」という事を!


価格は4倍に値上げ、
お客は 1/2に半減

結果、売上は、2倍になりました。



売上UPしたければ、値下げ率を縮小させたり、むしろ現状より値上げしてみて下さい。簡単に、利益率は上がります。


値上げして、離れるお客は、優良なお客ではありませんから、私に言わせれば、そもそも要らないお客です。どんどん離れてもらいましょう。


それに、値上げしてお金以外に良いことが起こります。


何だと思いますか?


【時間】に余裕が出ます。【良質なお客】を集客できます。



値上げすると、お金も増えて、時間も増えます。
さらに、良質な顧客ばかりになるので、嫌なストレスもなくなってしまうんです。



もちろん、あなたや、あなたの商品が
ターゲットにとって【ブランド】になっていなければ、この値上げ作戦は成功しません。


さらに言うと、値上げの時には同時に、商品改良やショップページのリニューアルも行って、値上げというインパクトを減らす事も必要です。


値下げやsaleは、誰にでもできる安易な方法です。
あなたには、値上げで成果を勝ち取ってほしいと思います。





 

<プロフィール>

ネット通販の魔術師
杉本幸雄(すぎもと・ゆきお)


大企業お断りのネット通販コンサルタント、起業家支援コンサルタント
昭和44年1月生まれ。小さな会社のビジネスモデルの仕組みを策定する事を得意としている。
【必ず儲かる鉄板公式】売上=商品×(集客+接客)を考案し、自らのコンサルティング指導では、商品企画・集客活動・接客活動と最適な価格戦略とターゲッティングなどのマーケティングを総合的に指南する点が、他のwebコンサルタントや広告営業会社とは大きく異なる。
これまで、自らが起業家に対してコンサルティング指導を行い、110億円の売り上げ作りに関与し、中でも楽天市場では、総合1位、ダイエット1位、健康1位、コスメ1位、食品1位などの実績は度々。
他にクライアント独自のドメインショップの売り上げを30倍にするなどの実績もある。
コンサル指導を行った、83.6%のクライアントが、それぞれの目標を達成している(平成26年2月在)。


Webサイト:ネット通販の魔術師合同会社

ネット販売で成功するためのノウハウ

同じカテゴリのコラム

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

広報機能を強化しませんか?

広報(Public Relations)とは?

広報は、企業と社会の良好な関係を築くための継続的なコミュニケーション活動です。広報の役割や位置づけ、広報部門の設置から強化まで、幅広く解説します。