第2回
ビットコインの半減期
株式会社SOBAプロジェクト 乾 和志
今年はビットコインの半減期ですね。ビットコインは、ブロックチェーンを新たに作る作業をする人(マイナー)に新規に配布される仕組みになっていて、どんどん新たに生成されているわけなんですが、半減期になると新たに生成されるビットコインが今までの半分になります。
ビットコインの半減期は4年ごとに来るのですが、今までにビットコインの半減期は3回あり、その3回の半減期の年にはビットコインの価格が上昇しているので、今回も上昇するのでは?と予想されていますが、さまざまな要因で上がったり下がったりしており、実際にはどうなるか予想するのは難しい状況です。
ところで、ビットコインの最大発行数は決まっており、最終的には2,100万枚になります。4年ごとに発行数が半分になりながら、2140年ごろに2,100万枚に到達し、新規の発行は終了します。
私の場合、ビットコインは保有していないのですが、他の暗号資産を数種類保有しています。それらは一般的にアルトコイン(ビットコイン以外のコインという意味)と呼ばれますが、アルトコインの価格は、ビットコインの価格と若干遅れて連動することが多く、私としてもビットコインの価格上昇には期待しています。
まだまだ仮想通貨を保有している人は少ないと思いますが、今年は年明け早々に、ビットコインのスポットETF(上場投資信託)が米国証券取引委員会で承認されるというビッグニュースもあり、これからは一般的な株式市場でビットコインが売買される状況にもなってくると思われます。近い将来、仮想通貨を扱うことが普通になったり、仮想通貨でモノを買ったり売ったりするのが一般的になる時代が来るかもしれません。
ところで、ビットコイン・ピザ・デーというのを知っていますか?
ビットコイン・ピザ・デーは、ビットコインが初めて商取引に使われた日として知られています。2010年5月22日だそうです。ある人物が10,000ビットコインでピザを2枚注文したそうです。10,000ビットコインは今だと6,000億円ですが、当時は41ドル(約6,000円)だったそうです。
というわけで、全然関係はありませんが、今日はピザを食べようと思います。
プロフィール
株式会社SOBAプロジェクト
代表取締役社長 乾 和志
広島大学 卒業後、立石電機株式会社(現 オムロン株式会社)に入社し同社のコンピュータ系の研究所に勤務。オペレーティングシステムの研究などを経て、産官学共同プロジェクト「SOBAプロジェクト」開始。株式会社SOBAプロジェクトを創業し、その後 代表取締役に就任。
Webサイト:株式会社SOBAプロジェクト