第9回
「みんなのサンデー防災」取材リポート第6弾は、エフエムとおかまち!
一般社団法人 産学連携推進協会 日本SDGs防災機構
日本SDGs防災機構が運営するラジオ「みんなのサンデー防災」。心機一転し番組を大幅リニューアルした2022年4月、地域FMにお邪魔してコラボトークをお届けする新コーナーがスタート。その「試して!いいね!この防災!」コーナーの収録に出掛けた黒瀬智恵さん(パーソナリティ)による取材リポートをお届けします!地域FMや地域の魅力を沢山発見!
【第6弾は、エフエムとおかまち! by Chie Kurose】
夏真っ盛りのこの時期、「エフエムとおかまち」をお訪ねしました!
お米が美味しい!海鮮が美味しい!へぎ蕎麦が美味しい!スイカも美味しい!今回は何を食べても美味な新潟にある「エフエムとおかまち」に!!十日町は日本有数の豪雪地帯ですが、お訪ねした8月4日は雲に隠れて日差しもひと段落、かなり涼しくて快適です!
皆さんは、実は十日町が芸術の街だとご存知でしたか?
2000年から、3年に1度「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」がここ十日町で開催されていました。ところが2021年に予定されていた芸術祭が新型コロナで延期になり、今年「越後妻有 大地の芸術祭 2022」が開催されています。(詳しくはこちら→https://www.echigo-tsumari.jp/)
この大地の芸術祭は、世界最大級の野外アート展として知られ、国内外から多くの来訪者が訪れます。普段は夏だけの開催ですが、今年に限り4月29日から11月13日まで長期開催しています。もしよろしければ、皆様ぜひこの機会に十日町へお越しください!タイミングによっては、今まで見れなかった紅葉の中での芸術祭を見ることが出来るかも。私も4年前に真夏の芸術祭を見学し、アートに彩られた古民家や清津峡にとても感動しました。今年はぜひ秋の芸術祭を見に再訪したいです!
さて前置きが長くなりましたが、「エフエムとおかまち」は越後妻有里山現代美術館の建物の中にスタジオがあります。スタジオブースの壁も、スタジオからの風景(中庭)もすべてアート作品です。また今回ご対応いただいたパーソナリティの高野綾子さんですが、優しいお声でこれもアート?とつい思ってしまうほど(笑)。
そんな綾子さん曰く、十日町は芸術の他にも「雪」「着物」「コシヒカリ」が3大名物とのことでした。「着物」と言えばお隣の「小千谷縮」も有名ですが、十日町のものは「十日町明石ちぢみ」というそうです。それでなんと!綾子さんのご実家は「撚糸」を家業とされており、綾子さんも家業とパーソナリティの二足の草鞋を履いているそうです。ちなみに撚糸ってこれまで知らなかったのですが、反物を織る際に生糸を反物に応じてより合わせる着物を作る上でとても大切な工程とのことでした。(勉強になりました)
また今回、そのご実家の老朽化した工場の一部を閉鎖することになったので、そこにある撚り機と工場の建物を元にアーティストの方が素晴らしい作品を制作され、それがこの芸術祭で展示されています。私たちも見学させて頂きましたが、工場の中には絹糸の代わりに透明なテグスが張り巡らされ、天候や時間の経過で色彩が変化するという、在りし日の工場の雰囲気と現代芸術が融合したそれは見事なアートとなっていました。
また十日町の西部には、有馬・草津と並び日本三大薬湯として知られる松之山温泉があります。もちろん私たちはそちらに前泊し、温泉を堪能してきました!塩分が強いため冬でも湯冷めせず、身体の芯から温まるのでいつにも増してお肌つるっつるです!
それでこんな魅力たっぷりの十日町ですが、欲張りな私たちはこの機会にもっと新潟を満喫してきちゃいました!
何と言っても8月2~3日は長岡の花火大会ですが、こちらも新型コロナでの中断から明けて3年ぶりの開催されました。そのプログラムの1つに「復興祈願花火フェニックス」というのがあり、これは2004年に発生した新潟県中越大震災の際に、世界中の多くの人々から復興のご支援を頂いたことに対する感謝のしるしとして打ち上げれています。元々長岡まつりは戦災からの復興を起源としているのですが、そこでこのような花火が打ち上げられるとのことを知ると感動もひとしおです。
その他は、柏崎へ赴き木村茶道美術館で人間国宝の作品でお茶を堪能したり、
南魚沼市では八色のスイカをお土産に買い占めたり、
そして十日町でも名物のへぎ蕎麦を食べたり(エゾヤマザクラや葛の花など珍しい天ぷらと共に)。
今回は心の底から新潟を満喫!とっても役得な「試して!いいね!この防災!」でした!
さてさて今回「エフエムとおかまち」からのお土産ですが、へぎ蕎麦「皇室献上の小嶋屋総本店:へぎ蕎麦」をセレクトして頂きました。
次回のかずさエフエムへリレーします!
【エフエムとおかまちにお邪魔した黒瀬智恵さんのリポートでした。大地の芸術祭、花火大会、松之山温泉、色々と魅力的ですね…次回もお楽しみに!】
プロフィール
一般社団法人 産学連携推進協会
防災部門 日本SDGs防災機構
日本SDGs防災新聞 編集長:もぐらP
武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科卒業。あつ森「SAVE theみらい島」在住の日本SDGs防災機構の副代表で、SAVE the 未来プロジェクトのプロデューサーを兼任。防災と環境への取組みをライフワークにしており、島民代表も務める。共にSDGs防災の旅をしてくれるお仲間の集結1億人を目指し、防災の参入・探究・実行の推進及び、みんなのみんなによるみんなの為のサスティナブル防災に取組む。
Webサイト:一般社団法人 産学連携推進協会
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