みなさんは
Myanmarという国を、ご存知でしょうか?
名前すら知らない方が多く、ビルマと言えば、名前は知っている人が多くなる国です。しかし、アウンサンスーチーさんをご存じの方は多く、社会人で知らない人は稀だと思います。
このように日本では認知度も不思議な国、Myanmarについて多くのみなさんが興味を持って頂き、ファンになって頂けますと幸いです。
「ミャンマー」ってどこにあるの?
東南アジアのASEAN加盟国で、タイの北にある国です。
インド、中国、タイ、ラオス、バングラディシュに接しています。
ASEAN加盟国は、10ヶ国です。
インドネシア
カンボジア王国
シンガポール
タイ王国
フィリピン共和国
ブルネイ・ダルサラーム国
ベトナム社会主義共和国
マレーシア
ミャンマー連邦共和国
ラオス人民民主共和国
日本からはANAの直行便が毎日運航しており、フライト時間は約7時間です。
時差は、2時間30分です。
手軽に行くには、香港乗換えやタイ乗換えなどもあり、LCCを使えば、さらに安く『4万円代』という選択肢もあります。
日本国内と変わらない金額で、さらに今年の9月末日まではビザ無し渡航が可能(日本と韓国のみ)ですし、入国・出国カード、税関申告書も不要です。
「ミャンマー」の気候は?
日本の約1.8倍の面積を有しており、南北に長い国です。
北はヒマラヤ山脈に近く雪が積ります。
ヤンゴンの気候は、1年を通して暑いのですが、今は雨期のため湿度が高くなっています。
暑期: 3~5月(24~40℃)
雨期: 6~9月(24~30℃)
乾期:10~2月(20~35℃)
「ミャンマー」の人口や言語は?
発展途上国のため正確な人口統計が難しい状況ですが、約5,400万人と言われています。
最大都市「ヤンゴン」は、約700万人と言われています。
言語は「ミャンマー語」で、第二言語として英語が教育されています。
もちろん、日本の英語教育とはレベルが異なり、一流大学ではコミュニケーションレベルに達する学生が多数います。
シンガポールでの就職を目指している学生はビジネスレベルとなっています。
また、中国系の家系も多く中国語を話せる学生も多いことも特徴です。
ミャンマーは多民族国家であり、ビルマ族、シャン族、カチン族、チン族、モン族、ラカイン族、カイン族、カヤー族など、135民族から構成されています。
各民族はチベット系、中国系、インド系、タイ系など、顔立ちも異なります。
宗教は仏教が 90%以上、キリスト教、イスラム教などとなっています。
日本でいう方言のように、地域によっては同じミャンマー語でも伝わらない、読めないことがあります。
識字率は地域による差も存在しますが、ヤンゴンでは約97%となっています。
この背景に仏教信仰があり、日本も昔は「寺子屋」で読み書きを習っていた時代と同様に、寺院が子供たちの教育に大きな役割を果たしています。
「ミャンマー」の今は?
日本の昭和と同じ大家族構成で、祖父母の介護は当然と認識しているため介護への抵抗が無く、家族の絆が強い。
平均年齢は 28才、平均寿命は 66才です。
(日本の平均年齢は 46才、平均寿命は女性:87才, 男性:81才)
病気で若くして亡くなる方が多く、経済的にも厳しい家庭も多い現実から「寺子屋」の存在は必要不可欠となっています。
しかし、現場では資金不足、物資の不足など多くの課題から、伝染病などへの対策が取れず、幼くして尊い命を救えない現状があります。
これは私が現地の「寺子屋」を運営している僧侶から直接聞いた声です。
日本ではコンビニなど、多くの場所で「募金箱」があり、善意の心を持つ皆さまの寄付が集まっている事実があります。
しかし、現実は「現場に届いていない」、「限られた場所のみ届けられている」実態があります。
これは、発展途上国へ足を運び、観光地ではない現地で困っている場所へ行かなくては知る事すらできません。
募金による寄付が困っている現場に届かない悔しさを痛感しています。
「裸でも生きる」山口絵里子様の本を、ご覧ください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。