第3回
ミャンマーの衣食住とは?
合同会社ジーフロッグ 木村 賢嗣
ミャンマーの『衣』
ミャンマーは「ロンジー」という民族衣装があります。男女共に巻きスカートのような形です。民族衣装というと昔の衣装のような感じがしますが、今でも多くの人が使っています。多民族国家のミャンマーは、民族によって独特の色や模様があります。
無地の緑は学校の先生、赤は看護師など制服として、色に意味がある物もあります。また、学校の先生は女性が90%で、髪ネットを使うことが制服とセットのスタイルになっています。
最近では洋服も多くの人が着用するようになり、正装と意識して使われることも増えているようです。
履物は基本、サンダルです。靴下やストッキングは馴染めないようです。
ミャンマーの『食』
ミャンマー料理では、油を多く使う特徴があります。昔、油が貴重だった名残から油が少ないと貧しいと感じるようです。また、青唐辛子を使った地獄級料理も味わえます。
米が主食でタイ米のように少し長めです。ここ数年で米の改良が進み、現地で売られている「おにぎり」が美味しいのに驚きます。おかずは少なめに、しっとり感がある炊きたての白米を驚くほど多く食べています。
ライスヌードルも多く食べられておりビーフン、モヒンガなどが好まれています。
エビ、魚、鳥肉、豚肉が多く食べられています。牛肉は農耕パートナーとして活躍しているため食べる人が少なく、昔の日本と同じです。
農産物の種類も多く日本と変わらない野菜や、空芯菜など豊富で新鮮な野菜が一年を通して収穫されています。
フルーツの種類も豊富です。特にパイナップルは、格別に美味しいと感じます。シャン州などの涼しい地域ではブドウやイチゴも栽培されています。
ミャンマーの『住』
南北に長いミャンマーは、北の地域では雪が積もります。中央から南は熱帯となるため厳しい暑さとなります。ヤンゴンの一般家庭は、長屋風の密集アパートが多く、風呂は基本的に水のシャワーだけですが、日本や海外から帰国した人は、お湯が無いと耐えられないようです。
ここ最近、急速に家電の普及が進み始めています。洗濯機は二槽式が多く売られています。時期によっては停電も多く冷蔵庫の価値がまだ浸透していない状況です。朝市で、毎日の食材を買うことが基本になっています。朝市とはいえ、朝から暑いのですが…
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
プロフィール
合同会社ジーフロッグ
代表社員 木村 賢嗣
富士通株式会社へ新卒入社後、日本初の銀行ATM搭載タッチパネル設計に従事(スマホのタッチパネルなど現代に欠かせない礎を築く)、世界初となるプラズマディスプレイ設計に従事。その後、セイコーエプソンにおいて、USB2.0規格に準拠したスキャナーの組み込みソフトウェア開発に従事。リーマンショックの影響により建築業界へ転職、飛び込み営業として営業スキルを習得。
日本の人口減少という課題にミャンマー人材と共に解決に取り組み、ミャンマー発展のために寄与することを経営理念として、2018年3月に合同会社ジーフロッグを設立、CEOに就任。
30年以上のエンジニア経験と過去の実績を活かしたイノベーターとして、ミャンマーと日本の新しい未来を創造するため活動している。
Webサイト:合同会社ジーフロッグ