第62回
料理を通して子供の生きる力を育てます!ママパパは一緒に喜んでくれるだけでいい!
サポートプラス社会保険労務士事務所 長橋 知世
このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。
今回のゲストは、住まいるCook株式会社 代表取締役の岡野早苗(おかのさなえ)さんです。
お仕事について教えて下さい
家事代行サービスの会社を経営しています。
家事の代行をするなかで、「料理をする」という仕事の幅を広げ、子どもたちのための自宅での食育に取り組んでいます。
「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付けることを学び、健全な食生活を実践できる力を育んでいます。
子どものための食育を始めたきっかけは?
私は、母から自然と「食育」を受けて育ち、自分の子どもにそれを伝えていました。
野菜嫌いだった娘と、プランターで野菜を育て、一緒に料理を作り、一緒に食べる。食の連鎖を体験することで、今、野菜が大好きになっています。
食べものに敏感だった息子は、嫌いなものがとても多くありました。ひとくちは食べるよう粘り強く教え、私の両親もいろんな収穫体験に連れていってくれて今では好き嫌いはほとんどなくなりました。
小さい時に、いろんな食べ物に触れさせて食べさせるのはとても大事なことなんです。
千葉の銚子に住んでいる今の主人と再婚し、まわりは畑だらけとなり、売られていく野菜と地元で食べる野菜は違うことをここで知ります。
私たちは、虫も食べない野菜を食べていたこと…。
この時まで、食に関する勉強はしたことはありませんでした。
コロナ禍にインターネットを使って食育を学びます。
「食育」って一生必要。お腹の中の赤ちゃんから死んでいくまでの、生きるチカラ、食べるチカラを選んでいくのが食育なんです。
子供時代に覚えたことは忘れない。多くの子どもたちに伝えたいと思うようになり、始めたのが子どもとのクッキングでした。
「子どもとクッキング」とは?
お客様の家に直接行きます。そのお宅の子どもとマンツーマンで料理を作るから、その子の好みに合わせることができます。
それを家族で食べ、自分で作った「美味しい!」を家族が感じて「美味しい!」って言ってもらえる!
子どものモチベーションは爆上がりです。
その子の家でやるから食材・調理器具はあり、いつでもまた作れる。家族で食べる。
そうして子どもが笑顔になり、家族は幸せになっていく。
最初のお客さんは、4歳の女の子でした。
その子、今8歳、鼻歌を歌いながら、フライパンを振ります。
当時、この子はトマトが大嫌い、虫がいるから畑に行くことも大嫌い…。でも、「パパとママに持って帰ろう」って言って、いっしょに収穫をしました。
2年目には、トマトを少しずつ食べられるようになっていきました。
3年目は、トマトが大好きな弟と畑に行き、取っては食べる弟を見て、その子も食べるようになりました。
今は、トマトが大好物。
収穫体験がなければ、この子はトマトが食べられていないだろうって言われます。
岡野さんにとって「料理」とは?
料理って、レシピを探して読んで理解する…さらに、計ったり、順番を守ったり…失敗したらそのタスクを回収して、やり直さないといけない。
これって、まさに人生…。
熱や音、香りという、たくさんの情報を判断しなければいけない。わからなければ聞かないといけない…それはコミュニケーションをとることにつながる。
道具がなければ、なんとかするし、材料がなければ、なにか他のものを使ってやる。
料理に、生きる事のすべてが集約されているんです。
でもこれ、ママが自分の子どもとやろうと思ったらできないんです…全部自分でやったほうが早いから。
だから、私がやる。
ママパパはいっしょに喜んでくれればいい!
それは、家族にしかできないことだから。
仕事をするときに意識をしていることは?
人は、一人ひとり違うということ。
その要望を、しっかり聞いて、それに合わせたことをやる。
お客様がやりたいことの前に、されたくないことは何かをまず考え、そこには絶対に踏み込まない。
嬉しいかな、喜ぶかなは、考えやすい。けれど、されたくない事というのは、丁寧に接しなければわからない。
常に、これを考えてます。
お客様と農家さんと住まいるCooKの想いを持ったスタッフ、この三つが輪になっています。
それをつなげて笑顔を作ることが、私の使命です。
心地よい時間と笑顔とHAPPYが続きますように…。
【家事代行 岡野早苗さんのプロフィール】
住まいるCooK株式会社 代表取締役
食を通して人々の輪を作り皆様が笑顔になれるような仕組みを実現
食べることの幸せを感じてもらえるよう、調理代行サービスを通じて、皆様の暮らしを豊かにしております。農家さんから直接届く旬の野菜や規格外の野菜を使い、バランスよく調理しております。
仕入れ先の農家さんの思いを汲み、大切に調理をすることや、ご家庭の皆様のご希望に寄り添うことも大切にしておりますが、スタッフの想いも大切にしております。
今回インタビューした岡野早苗さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
家事代行 住まいるCooK株式会社 代表取締役 岡野早苗さん
プロフィール
【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世
静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒
一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。
2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。
2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。
40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。
主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。
Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
主婦の就職支援「ララワーク」
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。
ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。
自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。
◆ララ・コンシェルジュについてはこちらから
・HP
・女性起業家デジタルbook
・ポットキャスト:え?わたしも働ける?人生薔薇色ラジオ
・YouTube:「ララ・コンシェルジュ」チャンネル
・インスタグラム :ララ・コンシェルジュ
・Facebook:ララ・コンシェルジュ
・公式ライン:ララ・コンシェルジュ
主婦はキャリア!
ララワークは、40代からの女性の再就職を応援します。
その方に合った就職先を一緒に探し、就職後もフォローアップします。
子育てがひと段落した主婦の方が、当たり前に活躍する社会を目指します!
◆ララワークについてはこちらから
・HP:主婦の就職支援「ララワーク」
女性の採用「ララワーク」
・公式ライン:主婦の就職支援「ララワーク」
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