ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

第50回

幼児教室を開校して30年、子供たちの“ひらめき”を育てます!

サポートプラス社会保険労務士事務所  長橋 知世

 

このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。

今回のゲストは、教育コンサルタント 株式会社プロトンオフィス 代表の茂木陽子(もぎようこ)さんです。

教育コンサルタント 株式会社プロトンオフィス 代表 茂木陽子さん

お仕事について教えてください

教育コンサルタントとしてEQWELチャイルドアカデミー、プロトン作文スクールを運営しています。

EQWELとは、心と脳を育て潜在能力を引き出す0歳からの幼児教室です。

脳科学に基づき、小さい頃だからこそ伸びる力に注目し働きかけることで、才能を伸ばします。幼児から大学生までが通うプロトン作文スクールでは相手の心を動かす発信力が磨かれます。


「幼児教室」を始めるきっかけは?

大学時代、友人と中学生向けの塾を開業しました。地元公立高校出身の大学生たちが教える塾というコンセプトです。一人ひとりに対応して勉強を教え、親御さんとの個人面談もしました。講師たちの経験を取り入れた対策はとても好評でした。

塾では同じことを教えても、ひらめく子もいれば、なかなか理解できない子もいる。

子どもたちといろいろな話をするうちに、それには、生まれてから幼少期の教育環境や経験が関わっているのではないかと思うようになりました。

自分の子どもが生まれた時、すぐに教育を始めてあげたいという思いの中で出会ったのがEQWELの教育でした。この教育では、普段あまり使うことのない右脳に多くの働きかけをします。脳の「質」をあげることで、努力だけではどうにもならない「ひらめき」を身につけることができるのではないかと直感的に選びました。ここから、私とEQWELとの人生が始まっていきます。

0歳の自分の子どもで通信教育をスタートし、子どもが2歳になるころ、EQWELの考え方に共感し、自分でもこの教育を広めていきたいと思うようになります。

そして、フランチャイズに加盟し、「EQWELチャイルドアカデミーたまプラーザ教室」を開校。6年前に「港北NTセンター南校」を開校。今年、たまプラーザ教室は30周年を迎えます。


茂木さんの教室の特徴は?

現在私は小学生を担当しています。幼児で磨いた潜在的な脳の力を実践的に自分でも使えるようにするのが私の役目だと思っています。

学習塾では先生が黒板で魔法のように簡単な解き方を教えてくれて、みんなわかったような気分で帰りますが、実際に解いてみると「あれ?さっきはできたのに…」。

わかった気分と本当にわかることは全然違います。

主体的に学ばないと定着はしません。私のクラスでは何か学ぶときにふむふむと関心を持つことが大事だと話しています。ふむふむと感じたことは必ず定着します。私がいつもその話をするので、子供達自身が「ふむふむタイム」と呼ぶようになりました。

特に算数には力を入れています。算数の問題を解くには、能力の他に国語力、イメージ力、そしてあきらめないで考える力が必要です。

大切なことは、子どもに教えるのではなく考える手伝いをすること。算数を、問題の読み込み方から教え、そこから自分で考える方法のコツを伝えています。

自力で解いた後の子ども達の自慢げな顔を見るのが、私は大好きなんです。

子どもの脳の「質」を良くすること、その力をしっかり使えるようにさせてあげること、それは、子どもに対しての最大のギフトです。 これを実感しているからこそ、この仕事は辞められません。


今後、茂木さんが目指していることは?

私には尊敬してモデルにしている人がいます。本人は無意識だと思うのですが、相手の肩書きなど関係なくいつでも人のために尽くし、私も幾度となく救われました。

私も人の役に立とうと心に決めています。そうしていれば自然と良い仲間に囲まれて幸せがやってくると細胞レベルで信じています。

子どもたちにも、せっかく人の世界に生まれてきたのだから、「その鍛えた素晴らしい能力を人の役に立つように使ってね」とお願いしています。私の大事な生徒たちにも必ず幸せな人生を送ってほしいからです。

この仕事を通じて、子どもたちやそのご家族とたくさんの時間を過ごし、楽しいことも悲しいことも共有させていただき、日々多くの学びのチャンスをいただいています。

せっかく学びで得たものをもう少し人に伝える時間を作っていきたいと思っています。



【教育コンサルタント 茂木陽子さんのプロフィール】

株式会社プロトンオフィス 代表取締役
EQWELたまプラーザ教室代表
EQWEL港北NTセンター南教室代表

人間は持つ能力のほんの数パーセントしか使っていないと言われています。脳の仕組みにフォーカスし発達段階に合った取り組みをすることで人の能力は驚くほど伸びていきます。子どもたちに、物ではなく能力をプレゼントすることができれば、選択肢も広がり未来を切り開くことができるはずです。
今、人工知能をはじめ技術革新が加速度的に進んでいますが、その技術を人のために役立ていくのは人の能力と正しい心の力だと思います。「人の進化もあきらめない」。これからも日々の学びを大切にしプロトンオフィスは教育、健康の分野で人の役に立てるよう進化していきます



今回インタビューした茂木陽子さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
教育コンサルタント 株式会社プロトンオフィス 代表取締役 茂木陽子さん


 

プロフィール

【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世

静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒

一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。

2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。

2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。

40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。

主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。

Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
      セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
      主婦の就職支援「ララワーク

セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。

ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。

自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。

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