ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

第13回

夫の永眠、コロナを経て、WEB制作の道へ…

サポートプラス社会保険労務士事務所  長橋 知世

 

このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。今回のゲストは、株式会社ブランディングメッセージ 代表 宮川則子(みやかわのりこ)さんです。

株式会社ブランディングメッセージ  代表 宮川則子さん

お仕事について教えてください

現在、私はHP制作を生業にしています。

その中でも、自立成長型と言われるHPの制作をしています。


ビジネスを始めたきっかけは?

音大を出た後、一般企業に2年ほど勤め、その後、個人のピアノの先生をしていたのですが、マンツーマンでのピアノ指導は、時間的に厳しくなり、そこで考えたのが、コーラス(合唱)の指導です。

一度にたくさんの方に指導できるコーラスは、時間の制約と収入の問題を解決することができました。

当時は韓国ドラマ「冬のソナタ」旋風が吹き荒れている時代、全員がヨン様ファンのコーラスグループを始めたところなんと90名の大所帯に!

この、コーラスグループのモチベーションをあげるために、音大に通う音楽家の卵、若さ溢れる男子学生に生演奏を頼んだことで音大の学生達と出会います。

卒業した若手の音楽家というのは、ホントに厳しい状況で活動を続けていることを知ります。

そこで、将来性のある音楽家をスカウトして、クラシックコンサートを開催することを始めました。独学で学んだ私のHPも結果を出しコンサートは盛り上がりをみせ、そして、個人にもファンができ始めます。

いつのまにか私は、音楽企画プロデューサーとして、奔走していました。

才能が開花してくるメンバーが出てきて、そこにファンクラブができる。

そのファンクラブのために、ノベルティを製作・販売する。

事業として回り初めてきた頃、「しっかりとビジネスにしたらどうだ」とアドバイスをくれたのは、主人でした。


困難を乗り越え、行きついた仕事とは?

時間をかけてと準備をして法人化したところで、その主人が亡くなります。

公私を含めた精神的ショックで、しばらく地に足がついた生活ができませんでした。

しかし、このままではいけないと思い、活動を再開し始めた矢先にコロナに突入。

コンサートはすべて中止。ファンクラブも求心力がなくなり、自然消滅…。

このビジネスは、コロナの蔓延とともに、封印することになります。

なにもすることがなくなった時、人は考えを巡らすものなんですね。

独学で学んだHPの制作技術を生かして、私にできることがある…

それは、音楽を奏でるように、キーボードから世の中にビジネスを発信することでした。


若手の演奏家、声楽家を支援するために必要だったことは、HPを作る技術だけではありません。彼ら自身をどうやって表現するかでした。

プロデューサー時代、無名の若手演奏家コンサートのチケットを買ってもらうのは本当に大変でした。だからこそ、彼らには売れてもらいたかった。

ひとり一人の個性を強みに変えていくこと、それを表現すること。

その強みは、ファンを獲得し、「ブランド」として唯一無二の確固たるものとなるのでした。


この経験が、私のHP制作の強みになっています。

その会社の個性を発見して、強みとして表現するHP。

お客さまとの打ち合わせは、ヒアリングではありません。強みを確立するための「壁打ち」という表現がぴったりです。会社やビジネスのブランドを作るために汗をかく時間です。

HPは出来上がって終わりではありません。

私が制作する自立成長型のHPは、自分で作り上げていくことができるHP。

ブランドは、作ってもらうものではなく、自ら磨いていくもの。

私は、ブランドの作り方を教えることができるWeb制作者でWeb構築アドバイザーでもあります。


宮川さんが目指されている想いとは?

「時流にあった専門性を磨く」、これが私のミッションです。

ブランドを表現する技術は、日々進化していきます。

私も、私の強みを磨き続け、時流を読み、お客さまのブランドに協力していきたい。

社名である「ブランディングメッセージ」には、その想いがこめられています。


名前を言えば、誰もがその会社をイメージできるブランド。

さらには、名前がその時代を表すような、そんなブランドを、これからも作っていきたいと強く想っています。



【WEB制作 宮川 則子さんのプロフィール】



株式会社 ブランディングメッセージ 代表取締役

"どんな時代でも全ての事業にオンリーワンブランドがある"

私たちは、ホームページをはじめとするウェブ制作とノベルティ制作を通して、このオンリーワンを見つけ、企業ブランディング、パーソナルブランディングの一助になりたいと考えております。




今回インタビューした宮川 則子さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください

WEB制作   株式会社 ブランディングメッセージ 代表  宮川 則子さん







 

プロフィール

【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世

静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒

一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。

2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。

2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。

40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。

主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。

Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
      セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ

セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。

ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。

自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。

◆ララコンシェルジュについてはこちらから

 ・女性起業家デジタルbook
 ・ポットキャスト:え?わたしも働ける?人生薔薇色ラジオ
 ・YouTube:「ララ・コンシェルジュ」チャンネル
 ・インスタグラム :ララ・コンシェルジュ
 ・Facebook:ララ・コンシェルジュ
 ・公式ライン:ララ・コンシェルジュ

ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

同じカテゴリのコラム

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

広報機能を強化しませんか?

広報(Public Relations)とは?

広報は、企業と社会の良好な関係を築くための継続的なコミュニケーション活動です。広報の役割や位置づけ、広報部門の設置から強化まで、幅広く解説します。