第35回
若い方がいい…ではなく、私は私のままでいい! アラフィフ女性へコンパスノート術
サポートプラス社会保険労務士事務所 長橋 知世
このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。
今回のゲストは、コンパスノート講師の福井千佳子(ふくいちかこ)さんです。
お仕事について教えてください
コンパスノート講師をしています。
コンパスノート術は、ルールに従ってノートを書いていくことで、思っていることを客観視し、自己理解を深め、自己対話ができるようになります。
自分のことを考えることで、自分のことを好きになるこのノート術。
「書くマインドフルネス」として、広めていきたいと考えています。
「ノート術」との出会いは?
大学卒業後、社員教育や新人の指導を行う教育インストラクターとしてアパレル業界に就職します。
人を指導することの基本は、ここで学ぶことができました。
数年後、フリーの教育インストラクターとして独立する道を選びます。
当時、教育や研修というのは、現場と座学で別々の先生がいるのが通常でしたが、私はその両方ができたので、仕事には不自由しませんでした。
クライアントさんとは、今思えば、すでに信頼関係はできていたんですが、当時はそうは思えず、やってもやっても、それ以上を求めて、仕事をするのに達成感を感じることができない日々を過ごしていました。
本を読んだり、セミナーに行ったりと、自分の学びを深めていた時、脳科学をテーマにしたセミナーに参加します。
それは、自分が幸せになる方法を教わる時間でした。
その中に「ノート」に書き込みながら、自分を知ってくという方法がありました。
どのように「ノート」を使うのでしょうか?
そのノートを誰かに見てもらうわけではなく、自分で書き込んだことを、自分で確認し、それをしっかりと意識していく。
今まで勉強してきた心理学やコーチング、カウンセリングの集大成が、この「ノート術」のなかにあるんです。
ノートは、当たり前ですが、書いてあることが残っています。
一か月前に自分が何を言っていたかを確認することができます。
あのときできていなかったことができるようになっていたり、あの時考えていたこととは違う感情が今はあったり…
ノートにはその時の気持ちをそのままの温度で表現してもらいます。
ほんとはもっと素敵な自分がいるのに、それを覆い隠している何かがあったりします。
ノートを書くことで、そんな自分が、まるで皮がむけていくように、新しい自分となって現れてくるんです。
この「ノート術」との出会いは、私の人生を変えるものでした。
福井さん独自の「コンパスノート術」とは?
私は「人」に興味があり、この人はどういう人なのか、その人に訊きたい。
そこに、この「ノート術」を使います。
ノートに書き込んだことは、通常は人に見せませんが、私には、NLPやコーチング、カウンセリングなどの知識があり、そのノートを見せてもらうことで、適切なアドバイスをすることができます。
この「ノート術」を利用した、私独自の心理指導法が、書くマインドフルネス「コンパスノート術」です。
今、この「コンパスノート術」をアラフィフの女性たちに勧めています。
それは過去の「私」だから。
更年期障害や、子育てが終わった…ある意味、卒業を迎えた女性たち。
そんな女性たちの中に、充実感が得られない日々を過ごしている方がホントに多いんです。
どうしたらいいんだろうと思い、セミナーにいったり勉強したり…いや、むしろなにかできればまだいいのです…なにもできずにモヤモヤしている方がほとんどです。
「50代という世代」をすでにあきらめているように見えるんです…まさに以前の自分を見ているようです。
ノートの力で、私は自分の本心に気が付くことができました。
自分と何度も話すことによって、このスキルを使って自分と同じアラフィフ世代の女性の役に立ちたいという意識にも気が付くことができました。
福井さんが大切にしている想いとは?
クライアントとは、とにかく、言葉を交わすこと。
それだけでも元気になります。
心掛けていることは、否定をしないこと。
否定は、笑顔と行動を奪ってしまいかねません。
笑顔と元気を手に入れると、人は自由になっていきます。
年を取ることが怖くなくなっていきます。
世の中は若い方がいいという表現にあふれています。
ではなく、私は私のままでいい…この想いが大切。
日本のアラフィフの女性を笑顔にしたい。
笑顔が、自分の向かう道を示してくれます。
あなたの行動の方向性を指し示すコンパスのよう…
それが、このコンパスノート。
【コンパスノート講師 早乙女りのさんのプロフィール】
有限会社 悠紀帆久弥(ユウキホクミ) 代表取締役
ファッション業界で販売と教育インストラクターとして活動し、20代後半に会社員を辞め独立、自身の会社を設立。30年以上の経験で約5万人に指導しました。 プライベートでは、38歳で結婚し、40歳で長女、43歳で長男を出産。 長男に目の障害があることが分かり、自己責任感と不安に苦しむ40代・50代を経験しました。
今、私は『コンパスノート』を提供し、アラフィフ世代の女性に『書くマインドフルネス』として自分と向き合う手助けをしています。 あなたの心踊る未来地図を描き、新しい人生の旅を始めましょう!
今回インタビューした福井千佳子さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
コンパスノート講師 有限会社 悠紀帆久弥(ユウキホクミ) 代表取締役 福井千佳子さん
プロフィール
【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世
静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒
一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。
2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。
2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。
40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。
主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。
Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。
ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。
自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。
◆ララコンシェルジュについてはこちらから
・女性起業家デジタルbook
・ポットキャスト:え?わたしも働ける?人生薔薇色ラジオ
・YouTube:「ララ・コンシェルジュ」チャンネル
・インスタグラム :ララ・コンシェルジュ
・Facebook:ララ・コンシェルジュ
・公式ライン:ララ・コンシェルジュ
- 第45回 夫の失踪…自由なんだからやりたいことをやろうと東洋医学の道へ
- 第44回 ボウエンセラピストは日本で14人…足りないんです…
- 第43回 顔面神経麻痺の経験から表情筋トレーナーへ…
- 第42回 不妊治療、離婚…みんなが笑顔で囲める食卓を目指し料理研究家へ
- 第41回 100歳までハイヒールでエレガントに美しく!
- 第40回 女性が自由に生きるためには、精神的に・経済的に賢く自立してほしい…
- 第39回 サバゲーの実力が目にとまり、トレーナーに…
- 第38回 40代・50代の女性をサポートしたい…結婚相談所開業
- 第37回 あなたらしい「素敵さ」の瞬間を、私が切り撮って伝えたい
- 第36回 昔飼っていた犬や猫に導かれ、どうぶつ心理療法士に…
- 第35回 若い方がいい…ではなく、私は私のままでいい! アラフィフ女性へコンパスノート術
- 第34回 ヒプノセラピーで多くの方を癒したい
- 第33回 苦しんでいる人に寄り添いたい、トラウマケア専門家へ…
- 第32回 薬剤師として今をより良く生きる「棺桶ワーク」を広めたい!
- 第31回 都会から田舎への移住、そしてシステム開発会社を起業...
- 第30回 楽しみながら自分をいかせる道、相続専門税理士へ…
- 第29回 子供のアトピーからたどり着いた風水鑑定士
- 第28回 現看護師として食生活と身体の関係を伝えていきたい
- 第27回 何もかも上手くいかない人生…筆跡鑑定が変えてくれた
- 第26回 育児だけじゃなくて仕事がしたい…リサイクルブティック経営へ
- 第25回 嗅覚反応分析で、もっと自分らしく、キラキラ輝く素敵な笑顔に…
- 第24回 実家は三代続く真珠屋、家業に全く興味がなかった…
- 第23回 働く人がイキイキと自分らしい人生を…キャリアコンサルタントへ
- 第22回 狭山市にママコミュニティ「さやマンセ」を立ち上げ、ママたちを元気に!
- 第21回 ナレーターとして出会うべき声とご縁を繋いでいきたい!
- 第20回 日体大なのに体操嫌い…短所をウリに変え人気体操インストラクターへ
- 第19回 すっぴんでルート営業をしていた私がエステシャンに…
- 第18回 着物は人のために着る…それは日本のおもてなしの心
- 第17回 定年と母の介護をきっかけに建物管理会社からエステサロンオーナーに…
- 第16回 離婚を決意した時、子供のために定年のない職業が必要だった…
- 第15回 子供の時から数字が大好き!そして経理のプロに…
- 第14回 30代後半で日本語教師に…アジアの学生の夢に寄り添いたい!
- 第13回 夫の永眠、コロナを経て、WEB制作の道へ…
- 第12回 どんな素敵なことを考えているのだろう…それを聴いてあげたい
- 第11回 ママたちの才能が埋もれること、それがもったいなくてしょうがない…
- 第10回 主婦からリハビリメイクの講師へ…
- 第9回 36才、アロマセラピストへの人生の決断
- 第8回 両親を亡くした時の後悔…生前整理アドバイザーへ…
- 第7回 1人のスーパースターをつくるより、10人のスターをつくりたい…
- 第6回 母から受け継ぎ、子育てから学んだ「家元」としての在り方…
- 第5回 専業主婦から、まさかの社会復帰…
- 第4回 結婚相手で人生がこんなに変わりました…
- 第3回 社会を造る建設業から想いを表現するカメラマンへ…
- 第2回 『やりたくないコト』を探して行政書士の勉強を始めました…
- 第1回 意地から始まった弁護士試験の挑戦だった…