ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

第60回

書くことに追われた経験から、WEBライター集団の会社経営へ

サポートプラス社会保険労務士事務所  長橋 知世

 

このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。

今回のゲストは、株式会社ウェブリックハウス 代表取締役の福田由季子(ふくだゆきこ)さんです。


お仕事について教えてください

「月間30万人を集客するライター集団」を率いるSEO対策の会社、株式会社ウェブリックハウスを経営しています。

中小企業のページビューを格段に上げることを得意としており、半年で75倍のビューにしたことも…。

この仕事は、ゴーストライターみたいなもの。

クライアントのサイトには、私たちの書いた文章がたくさん載っていますが、私たちの名前は一切でていません。

私たちは、姿の見えない仕事に徹するライターの集団です。

仕事として制作する文章は、データと理論から成り立っています。

文章には一文字たりとも無駄を作らない。

クライアントから文章の構成を変えてほしいと言われたら、お互いになぜそうしたいのかをよく話し合います。

もしかしたらこだわりが強すぎると思われているかもしれませんが、だからこそ結果が出て、信頼に繋がっているんだと思います。


WEBライターを始めたきっかけは?

夫の海外駐在に伴って渡英。帰国後、友人の仕事を手伝って新規事業の開発を担当し、メルマガやブログを書いていました。

毎日毎日、書くことに追われて、この業務をやってくれる人っていないかな…と思い始めます。

私のような状況の人ってたくさんいるはず… ということはきっと需要はある。

こんな考えから今の仕事が始まりました。

予想はその通りになり、世の中にWebライターという肩書が生まれます。

当時は、歯医者であれば、自分のサイトに「歯医者」とたくさん書いておけばヒットする時代。

そんななか、Webライターは、どんな「歯医者」なのかを説明し、差別化を図る仕事を担います。世の中にWebライターが急に増え、価格破壊が起こりましたが、私は、高い金額を提示して、「しっかりした文章」を書いてもらえるライターと仕事をしていました。

クライアントから「高い」と思われていたかもしれませんが、値下げをせず「質」を優先し続けていたら、いつの間にか「質」が求められる時代に変わり、価格相場も落ち着きました。

クライアントが、自分や自分の仕事を気に入っている…こういう評価がうれしい。

信頼している人に私を紹介してくれる!こんなことにいちばん喜びを感じます。


仕事は楽しいですか?

一度、今のこの仕事が嫌になったことがあります。

とても忙しくて、目の前の仕事を片付けることに必死で、クライアントのためにやっていることなのに、自分の「今」のためにやっている…今の時間をこなすための仕事。

Googleの順位だけが、私を追いかけてくるのです。

ひとは追われるとだめですね。

これではいけないと思い、信頼している仲間と話す時間をつくりました。

しばらくすると、大切なことに気付かされます。

私はクライアントに向いて仕事をしている…けれど、本当は文章を読む人たちに向いて仕事をするべき。

この気持ちを持つことができたことで、また仕事が楽しくなっていきました。


福田さんの強みは?

書く文章には、その理由になるデータや理論がある…と先ほど言いましたが、データだけでは、未来は読めません。

私は、そのデータを見ていると、書かなくてはいけないことが浮かんでくる感覚を持っています。

これって、才能?かもしれません。

私の仕事に対する「勘」のするどさは、真剣に取り組む気持ちと経験からくるものだと思っています。

この「勘」が、クライアントの強みを明確にし、新しい顧客を呼び込んでいます。

そして、私のなかでイチバン大切なことは家族の幸せです。家族は絶対に守る!という

この気持ちが、家族に伝わっているので、私は仕事をすることができています。

これが、私のもうひとつの強みです。


福田さんが目指すことは?

私はビジョンを決めることはしていません。

世の中、「男女平等」と言われていますが、女性の発言が、そのまま受け止めてもらえるには、まだ時間が必要ではないかと思っています。

3年後の自分がどうなっているかはわからない。

当社の会社名の由来は、ロンドンのレンガの家を表す言葉、「ブリックハウス」。

外はとても古い100年前の家…でも中は、時代に合わせてリフォームされ、洗練された居心地の良い空間です。

モノやコトの外枠というのは、なかなか変えられない。

でも、その内側は、これから時代に合わせながら変化していく。

そこに私も参加をすることで、いまの事業がすすんでいます。

私は私の仕事をする。そして私に関わるすべての人が幸せになって欲しい。




【コンテンツマーケティング 福田由季子さんのプロフィール 】


株式会社ウェブリックハウス 代表取締役

私たちは、記事制作でお客様の会社の売上アップに貢献します。
月間検索数1万以上のキーワードでGoogle検索1位の実績多数。
SEO記事制作10年で培ったノウハウを、全てお客様に提供します。
Webサービス企業としてスタートした会社ですが、創業から5年の間にコーチングなどの分野にも進出し、国内のみならず海外の企業からも声をかけていただけるようになりました。これからも時代に合った新しいサービスを提供しながら、お客様の発展に寄与できる強い会社を築いていく所存です。



今回インタビューした福田由季子さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
コンテンツマーケティング  株式会社ウェブリックハウス  代表取締役  福田由季子さん

 

プロフィール

【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世

静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒

一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。

2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。

2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。

40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。

主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。

Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
      セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
      主婦の就職支援「ララワーク

セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。

ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。

自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。

◆ララ・コンシェルジュについてはこちらから

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主婦はキャリア!

ララワークは、40代からの女性の再就職を応援します。
その方に合った就職先を一緒に探し、就職後もフォローアップします。
子育てがひと段落した主婦の方が、当たり前に活躍する社会を目指します!

◆ララワークについてはこちらから

 ・HP:主婦の就職支援「ララワーク」
     女性の採用「ララワーク」
 ・公式ライン:主婦の就職支援「ララワーク」

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