ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

第21回

ナレーターとして出会うべき声とご縁を繋いでいきたい!

サポートプラス社会保険労務士事務所  長橋 知世

 

このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。今回のゲストは、 ナレーター 手塚優子(てづかゆうこ)さんです。

ナレーター Roost-Voice 手塚優子さん

お仕事について教えてください

ナレーターとして企業様のサービスや事業・商品の紹介動画にナレーションを吹き込む仕事をしております。

業種としてはITや医療・寺院・インテリア・流通から、翻訳吹替・大学のサークル紹介まで幅広く対応しております。


ナレーターを目指されたきっかけは?

子供の頃は恥ずかしがり屋で極度の人見知りでした。

そんな中、中学生の頃にスタジオジブリ作品「天空の城ラピュタ」に出会い、生まれて初めて鳥肌が立つほど感動を体験し、こんな風に自分もいつか誰かの心を揺り動かせるような仕事に就きたいと、漠然とした憧れを持ち始めたのを覚えています。

高校性になると、憧れは夢へと変わりました。

夢の実現のためには今の消極的な自分を変えなければと、生徒会役員に立候補、吹奏楽部の定期演奏会実行委員長、ボランティア団体JRC委員会の委員長など、とにかく思いつく限り自分をブレイクスルーさせるための挑戦をし続けました。

なけなしの勇気を振り絞って、ガクガク震える足を抑えながらの小さな一歩でした。

大学卒業後に上京し就職、芝居を本格的に学ぶために声優・ナレーター養成所に入ります。

「よこざわけい子声優ナレータースクール」は、「天空の城ラピュタ」でシータの声を演じた声優さんの養成所…。憧れの場所で役者としての大切な基礎を教わることができました。


養成所卒業後、お仕事は順調でしたか?

プロダクションの預かり所属となりますが、なかなか仕事がなく、どうすれば自分が現場に呼ばれるのかと悩んでいました。当時は、自分の未熟さを棚に置いて「なぜマネージャーは仕事をくれないんだろう」と思っていました。

そんな折、お話しする機会のあった音楽事務所の社長から言われた言葉…

「甘えるんじゃない。仕事は自分で取ってくるもんだよ。あなたはどうなりたいの?」

20代の私は、電撃に打たれたような衝撃を受けました。そうか、仕事は待っていても来ないんだ…自分でアクションを起こさなければいけないんだ…!!

その日を機に、色々な場所に足を運ぶようになりました。

そして、人と会いニーズを探りお役に立てるスキルを提供していくという、今の仕事のスタイルに通じる土台が出来上がりました。

人生の要所で、こういった助言をくださる方との出会い、素晴らしいご縁に心から感謝しつつ、私は本当に強運だと感じます。

今まで色々な方にいただいたものを、今度は私が後輩達に「ご恩送り」していきたいと思っています。


ナレーターとして大切にしていることは?

言葉は、良くも悪くも想像以上に鋭く心に響きます。ふとした言葉が人を傷つけ、また人を癒し・助け・勇気づけるのです。その怖さや影響力を知っているからこそ、私は日頃からできるだけポジティブで美しい日本語を使うように心掛けています。

ナレーター歴15年以上、今まで様々な企業様のサービス紹介・商品紹介・社内研修動画などにナレーションを吹き込んできました。

イメージに沿って雰囲気を変えて、時にはカッチリ真面目に、時にはふんわりやわらかく、クライアント様の立場に立ち丁寧な仕事を心掛けています。

動画の向こう側にいるユーザー様を意識し、しっかりと企業様のメッセージを伝えブランディングのお手伝いができるよう尽力しています。

プレイヤーとしては勿論ですが、最近はキャスティングにも力を入れています。

男女ナレーター・外国人ナレーターなど、年齢や声質含め多種多様な方をご提案可能です。クライアント様のニーズに応え、またナレーターにとっても良いご縁となる、三方良しで事業を展開していきたいと考えています。


屋号であるRoost-Voice(ルーストボイス)に込めた想いとは?

Roostは「止まり木」Voiceは「声」という意味です。

止まり木とは、鳥達が羽を休めに来る木の事。私も声を通して、疲れてしまった誰かの心を癒したり勇気づけたり、これから羽ばたいていく企業様の支えになる事ができればと思い名付けました。

出会うべき声とご縁を繋いでいく事…これが私の使命だと感じています。

ナレーターという仕事を通して、色々な方のお役に立つ事ができたら嬉しく思います。



【ナレーター 手塚優子さんのプロフィール】


Roost-Voice(ルーストボイス) 代表

羽を休めに来た鳥たちがエネルギーチャージするように、声を通して誰かの心を癒したり勇気づけたり、またこれから羽ばたいていく企業様のお力になる事ができたらという想いで声を吹き込んでおります。




今回インタビューした手塚優子さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください

ナレーター  Roost-Voice(ルーストボイス)代表  手塚優子さん



 

プロフィール

【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世

静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒

一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。

2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。

2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。

40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。

主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。

Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
      セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ

セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。

ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。

自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。

◆ララコンシェルジュについてはこちらから

 ・女性起業家デジタルbook
 ・ポットキャスト:え?わたしも働ける?人生薔薇色ラジオ
 ・YouTube:「ララ・コンシェルジュ」チャンネル
 ・インスタグラム :ララ・コンシェルジュ
 ・Facebook:ララ・コンシェルジュ
 ・公式ライン:ララ・コンシェルジュ

ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

同じカテゴリのコラム

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

広報機能を強化しませんか?

広報(Public Relations)とは?

広報は、企業と社会の良好な関係を築くための継続的なコミュニケーション活動です。広報の役割や位置づけ、広報部門の設置から強化まで、幅広く解説します。