第40回
女性が自由に生きるためには、精神的に・経済的に賢く自立してほしい…
サポートプラス社会保険労務士事務所 長橋 知世
このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。
今回のゲストは、ライフデザインプロデューサー・企業研修講師・女性起業家コンシェルジュの津村治美(つむらはるみ)さんです。
お仕事について教えてください
オンライン起業をサポートする女性起業家コンシェルジュとして、大手人材会社の経験を活かし、「働く人を元気にする」企業研修・コンサルタントの仕事をしています。
参加者が課題を明確にして、解決策を見つけた時に、表情がぱっと明るく変わる。
そして「やってみよう!」とエネルギーがわいてくるのを見ることが、わたしの至福の喜びです。
「人生、いつからでも、いくつからでも、再スタートできる」と、わたしは思っています。
津村さんにとっての人生の転機は?
私自身、転勤族の夫と結婚し、専業主婦&子育てだけの生活に焦りを感じ、空回りしていた時期もありました。
手当たり次第、何かを学ぶことで自己満足。でも何か物足りない…。
そんなわたしの転機となったのが、ダイエットです。
海外転勤後、アメリカナイズされた体形を悩み応募したモニター。
なんと、某TVのダイエット特集に出演し、さらに、国際フォーラムで開催されたダイエットコンテストの東京代表の一人として登壇しました。(神奈川在住ですが…)
そして、なんとその会社の社員に。
そう、人生、何が起こるか分からない…から、楽しい!
ちょっとした勇気を持ち、一歩前進することで、道/未知がひらけます。
最初の転職で気づいた自分の特性は、「目標(例えば目標▲10㎏!)に向かって頑張る人を応援するのが好きで得意」ということです。
「女性」をサポートしたいのは何故ですか?
原体験は幼少期にあります。
私の母は、小学校の教員を辞めて専業主婦に。
洋服も手作り、お味噌もお手製の完璧な主婦であり、優しい母でした。
ある日、真夜中に母に起こされ、パジャマのままタクシーに。
発進する直前に、タクシーの前に仁王立ちした父に止められました。
何か恐ろしい空気を感じましたが、何が起こっていたのか、幼少の私や兄には分かりません。
ただ、「私一人では、あなたたちを育てられない」と母が苦しそうに言ったことを、今でも、はっきりと覚えています。
女性が自由に生きるためには、たとえ夫婦円満でも、夫がバリバリ稼いでいたとしても、精神的に・経済的に賢く自立してほしい。
それが願いです。
そのためには、学びの狩人にならなくても、今すでに持っている力を最大限に生かす!
そのうえで、本当に必要なことに時間とお金を投資してほしいと考えています。
女性として母として、組織の中で感じたことは?
組織によっては、能力・やる気のある女性を活かせていません。
あ~、もったいない!
それどころか、言っても変わらない組織体制に、徐々に元気と自信を失くしていきます。
「会議や研修に女性は出られない…」
「子育てとの両立に肩身が狭い…」
そんな女性の声を聞くと、悲しくなります。
でも、諦めるのはまだ早い。
違うステージでご自身の強み・経験値を発揮する道があるからです。
また、お受験ママの静かなるバトルも経験しました。
子どもの成績・クラス分け=自分のステイタス?
進学塾の父母会にビジネススーツで参加すると、「フルタイムで働くなんて、子供の受験はどうするのかしら?」という、ささやきが…。
「お受験が終わったら、何を生きがいにするの~?」というツッコミを入れたくなります。
いずれ巣立つかわいい子供たちが、「親を重く感じないよう、自分の道を見つけよう」
そう、心に誓いました。
津村さんが叶えたい思いとは?
あらゆる年代層の個別コンサル4,000人以上の経験とコーチング、あの手この手で、その人本来の力をじっくり引き出してきました。
自分の強みを知り、本当にやりたいことを実現した方々は、自分はもちろん、周りの人にも喜ばれ、ともに豊かになっていきます。
様々なステージで、女性が生き生きと活躍できる社会であってほしい。
自分を大事にした「主役は自分」の人生を遠慮なく楽しみましょう。
心もお金も時間も豊かになる「オンライン女流起業」を拡げていきたいです。
【ライフデザインプロデューサー 津村治美さんのプロフィール】
早稲田大学卒業後、損害保険会社人事部・営業情報開発部に約7年勤務。
1年間の米国(カリフォルニア州)移住後、子育てをしながら、健康・ダイエット会社のコンテスト企画及び運営に携わる。
成長支援・モチベーションアップを得意とし、大手人材会社に転職。
営業フォローとして150名のメンター役を経て、「女性・若年の再就職支援事業」にて採用、研修企画・講師として活躍。
現在は独立し、「研修+個別コンサル(グループセッション)」を柱に自走する人材の育成・定着を推進している。
また、プライベートでは、社会人になった一男一女の母。
自らの再就職や介護経験、転居8回の環境適応能力を生かして、個人向けの相談も対応している。
今回インタビューした津村治美さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
ライフデザインプロデューサー 企業研修講師 女性起業家コンシェルジュ 津村治美さん
プロフィール
【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世
静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒
一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。
2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。
2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。
40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。
主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。
Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。
ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。
自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。
◆ララコンシェルジュについてはこちらから
・女性起業家デジタルbook
・ポットキャスト:え?わたしも働ける?人生薔薇色ラジオ
・YouTube:「ララ・コンシェルジュ」チャンネル
・インスタグラム :ララ・コンシェルジュ
・Facebook:ララ・コンシェルジュ
・公式ライン:ララ・コンシェルジュ
- 第41回 100歳までハイヒールでエレガントに美しく!
- 第40回 女性が自由に生きるためには、精神的に・経済的に賢く自立してほしい…
- 第39回 サバゲーの実力が目にとまり、トレーナーに…
- 第38回 40代・50代の女性をサポートしたい…結婚相談所開業
- 第37回 あなたらしい「素敵さ」の瞬間を、私が切り撮って伝えたい
- 第36回 昔飼っていた犬や猫に導かれ、どうぶつ心理療法士に…
- 第35回 若い方がいい…ではなく、私は私のままでいい! アラフィフ女性へコンパスノート術
- 第34回 ヒプノセラピーで多くの方を癒したい
- 第33回 苦しんでいる人に寄り添いたい、トラウマケア専門家へ…
- 第32回 薬剤師として今をより良く生きる「棺桶ワーク」を広めたい!
- 第31回 都会から田舎への移住、そしてシステム開発会社を起業...
- 第30回 楽しみながら自分をいかせる道、相続専門税理士へ…
- 第29回 子供のアトピーからたどり着いた風水鑑定士
- 第28回 現看護師として食生活と身体の関係を伝えていきたい
- 第27回 何もかも上手くいかない人生…筆跡鑑定が変えてくれた
- 第26回 育児だけじゃなくて仕事がしたい…リサイクルブティック経営へ
- 第25回 嗅覚反応分析で、もっと自分らしく、キラキラ輝く素敵な笑顔に…
- 第24回 実家は三代続く真珠屋、家業に全く興味がなかった…
- 第23回 働く人がイキイキと自分らしい人生を…キャリアコンサルタントへ
- 第22回 狭山市にママコミュニティ「さやマンセ」を立ち上げ、ママたちを元気に!
- 第21回 ナレーターとして出会うべき声とご縁を繋いでいきたい!
- 第20回 日体大なのに体操嫌い…短所をウリに変え人気体操インストラクターへ
- 第19回 すっぴんでルート営業をしていた私がエステシャンに…
- 第18回 着物は人のために着る…それは日本のおもてなしの心
- 第17回 定年と母の介護をきっかけに建物管理会社からエステサロンオーナーに…
- 第16回 離婚を決意した時、子供のために定年のない職業が必要だった…
- 第15回 子供の時から数字が大好き!そして経理のプロに…
- 第14回 30代後半で日本語教師に…アジアの学生の夢に寄り添いたい!
- 第13回 夫の永眠、コロナを経て、WEB制作の道へ…
- 第12回 どんな素敵なことを考えているのだろう…それを聴いてあげたい
- 第11回 ママたちの才能が埋もれること、それがもったいなくてしょうがない…
- 第10回 主婦からリハビリメイクの講師へ…
- 第9回 36才、アロマセラピストへの人生の決断
- 第8回 両親を亡くした時の後悔…生前整理アドバイザーへ…
- 第7回 1人のスーパースターをつくるより、10人のスターをつくりたい…
- 第6回 母から受け継ぎ、子育てから学んだ「家元」としての在り方…
- 第5回 専業主婦から、まさかの社会復帰…
- 第4回 結婚相手で人生がこんなに変わりました…
- 第3回 社会を造る建設業から想いを表現するカメラマンへ…
- 第2回 『やりたくないコト』を探して行政書士の勉強を始めました…
- 第1回 意地から始まった弁護士試験の挑戦だった…