ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

第51回

離婚、借金、3人の子育て…がむしゃらに働き、たどり着いた究極のイヤーエステ

サポートプラス社会保険労務士事務所  長橋 知世

 

このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。

今回のゲストは、株式会社BBcompany 代表取締役会長、一般社団法人JEBジャパンイヤービューティ協会 代表理事の中本多紀(なかもとたき)さんです。

株式会社BBcompany  代表取締役会長、一般社団法人JEBジャパンイヤービューティ協会 代表理事の中本多紀さん

お仕事について教えてください

イヤーエステティシャンです。

開業して18年。現在、東京、大阪、和歌山などでイヤーエステサロンを展開しています。

モニターでお客さまの耳の中を見ながら、キレイに耳掃除をし、耳たぶリフレという、耳や首に対しての特別なマッサージを提供しています。

「未病」と言われる、健康と病気の間にある状態の方や、自立神経に問題を抱えている方に対して有効な施術です。

ツボのたくさんある耳へのアプローチによって、ストレスや、神経の疲れの緩和、頭痛や肩のコリが解消していきます。

なにより、その気持ちよさから、癒し効果抜群の施術です!

最近、雑誌で対談させていただいてから、ホリエモンこと、堀江貴文さんが気に入って通ってくださっています。


離婚と借金…大変な経験をされたのですよね?

美容学校卒業後、美容師としてサロンに勤め、ポスター撮影やコシノジュンコさんのファッションショーなどのヘアメイクの仕事をしていました。

26歳で結婚、3人の子どもに恵まれ、私のサロンを併設した家を新築しようということになります。

ところが、主人のやっていた会社が不渡りを出してしまいます。

現金が必要となり、自宅を作るための資金が、主人の会社に…。

すでに、家の建築は始まっています…このことがきっかけとなり、離婚。

私には、建てかけの家と2000万円の借金が残りました。

それでもめげることなく、がむしゃらに働きました。


イヤーエステを始めたきっかけは?

ふと我に返ったときに、「私がケガや病気をしたら、どうしよう…」という不安に駆られました。

美容師を続けながら、なにか他にも家族を支える柱を見つけなければと模索する日々のなか、サロンにくるお客さまから、身体や心の悩みを聞くことがありました。この悩みを解決するためになにかできないかという強い思いからか、イヤーエステティシャンの仕事に出会い、18年前、和歌山県の田舎でイヤーエステサロンを開設しました。

そしたらなんと、ぜんぜんお客さんがきません…そして、毎月大赤字…どうしよう…

いやいや、借金には慣れている私、このくらいはすでに免疫ができています。

しばらくすると、「ウチでイヤーエステをやってみない?」と、近所の旅館から声がかかり、赤字のサロンを閉め、その旅館に専念することにしました。

すると、他の旅館からも開業のお話が次々と入ってきます。

今度はエステティシャンが足りなくなり、自分が指導してイヤーエステティシャンを増やしていきました。和歌山で8年くらい頑張りました。

その後、東京都と大阪にサロンを出店し、イヤーエステティシャンを育成するための協会を立ち上げました。

ここから、イヤーエステサロンと協会の営業、それと、美容室の営業という二足のわらじを履くことになります。


中本さんのサロンの特徴は?

サロンのお客さまは、老若男女、耳が付いてれば動物以外はみんな来ます(笑)

30代から50代くらいの男性が多いかなと思います。

45分の施術で8000円。

たかが45分の耳掃除にこれだけ払える、ある程度余裕のある方がお客さまに多いです。

会社の経営者さん、それと、耳かきオタクの方も来られます。

先にも書いたのですが、最近は堀江貴文さんが来てくれています。

雑誌で、堀江さんと対談をさせていただいてから、ビジネスマンの方が来てくれるようになりました。

今、YouTubeもやっており、それを見た海外からのお客さんも増えています。

イヤーエステの施術は、お客さま自身が自分の耳の中をモニターで見ながら進めます。

耳の中には触れると快感を感じる迷走神経が走っていて、綿棒で触れることで、副交感神経が刺激され、リラックスして眠くなっていきます。

自立神経を整え、免疫力をアップし、健康を維持するチカラを強くすることができます。

イヤーエステは、癒しとスッキリ感、そして、幸せと長生きという「究極の健康」を手に入れることができるすばらしいリフレクソロジーです。


中本さんが大切にしていることは?

私が自分自身に約束していることは、人としての筋を通すということ。

人に対しての、感謝…義理人情に近いかな。

人に対するお付き合いというものを、とても大切に思っています。

三方よしという言葉を大事にしています。

筋を通していくことで、三方が良くなり、それは平和に繋がっていきます。

そのための努力は欠かしません。

やっぱり、人は人としか生きられません。

世界中の人が、こんな風に考えてくれればいいなと思い、私は日々の活動をしています。



【イヤーエステシャン 中本多紀さんのプロフィール】


株式会社BBcompany代表取締役会長
一般社団法人JEBジャパンイヤービューティ協会理事長

和歌山県生まれ
イヤーエステを全国の人の広め、イヤーセラピスト・イヤーエステティシャンを育成し、イヤーエステという新しいジャンルの仕事を作っていきたいと思い、一般社団法人JEBジャパンイヤービューティ協会を立ち上げました。
イヤーエステを通じて出会った全ての人が、幸せになれるお手伝いが出来るように伝えていきたいと思っています。



今回インタビューした中本多紀さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
イヤーエステシャン 株式会社BBcompany 代表取締役会長 一般社団法人JEBジャパンイヤービューティ協会 理事長 中本多紀さん


 

プロフィール

【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世

静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒

一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。

2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。

2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。

40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。

主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。

Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
      セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
      主婦の就職支援「ララワーク

セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。

ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。

自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。

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