ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

第4回

結婚相手で人生がこんなに変わりました…

サポートプラス社会保険労務士事務所  長橋 知世

 

このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表であり、セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」を主宰する長橋知世が、インタビュー形式で赤裸々に深堀りしていきます。

今回のゲストは、結婚相談所 渡部けい子さんです。

結婚相談所 渡部けい子さん


結婚相談所のお仕事について教えて下さい

人の「縁」を結ぶ仕事です。

1999年の世紀末に横浜で開業しました。開業当時は、相談してくれる人が少なくて、とても苦労しました。

ただ、この仕事は、ありがとうと言われる仕事です。感謝される仕事。「結婚が決まった」「お付き合いすることになった」…こんな報告を聞けることがとても嬉しくて、続けてくることができました。

私は、人というのは「人を好きになる」から変わっていくものだと思っていました。でもそうではなかったです。彼らは、私の言葉で自信を持っていきます。私からの信頼が、「人を好きになる自分」を見つけていくことに繋がっています。

あんなにおどおどしていた人が、自分を表現して、ついには、お付き合いをはじめることになります。みなぎる自信。その笑顔を見ることは、私の仕事の一番の喜びです。

結婚相談所の仕事は相談を受けることです。私への相談は圧倒的に男性が多く、男性へのアドバイスには、女性の視点が大切です。

男性に自信をもたせていくことが、私に与えられた役割だと思っています。


ご両親が大変厳しかったとのことですが…

福島県相馬市出身で、「相馬野馬追」(そうまのまおい)という、1000年以上も前から続く祭典が毎年行われる、歴史的にも由緒ある土地柄です。歴史ある…からなのか、私の学生時代には、女性が生きづらい文化が残っていました。

学校では学級委員長をするくらい、成績もよく、リーダーシップも発揮していました。

大学進学を考えていた高校3年の2学期に、父から「女に学はいらない、就職して嫁に行きなさい」と言われました。

逆らうことなどできるはずもなく、地元の会社への就職が決まります。

その後、横浜に縁談があり、今の夫と結婚します。


結婚相談所を始められたきっかけは?

ある日、夫がチラシを持ってきて言います、「これ受けてみたら」。

宅建の試験でした。何かを始めたいと思っていたときでもありました。もともと、頭は良いほうで、試験は一発合格でした。

夫は、相馬時代の私の考え方とは正反対の人。私に、「やりたいことをやりなさい」と笑顔で勧めてくれる人でした。

その夫が、ニコニコしながら、また一枚のチラシを持ってきます。

ここが、今の仕事を始めるきっかけ、私のターニングポイントでした。

子供のころから染みついた私のしきたりを打ち破ったのは、やはり夫でした。結婚してからの私の辞書には、「選択肢」という言葉が大きく書かれるようになったのです。世界がひろがりました。 男はこう、女はこうというがんじがらめなところから、自由な発想ができるように…。

夫が持ってきたのは、結婚相談所開設募集のチラシでした。

良い人がパートナーになれば、女も社会に出て活躍できる、人生を変えることができる。そこに、年齢はない。いくつになっても、なんでもできる…結婚も恋愛も。

それは、まさに相馬時代の考え方に決別する考え方の変化でした。

私は結婚相談所をはじめることを決めました。


結婚相談所横浜be婚の特徴は何ですか?

私は日常的にYouTubeでの発信をしていてそれを見た人からは「渡部さん、きれいごとを言わないですよね」と言われます。

話は極力具体的にすることを心掛けています。多少、強めな表現があっても、その方に伝わるからです。

「あの事例、まさにぼくのことです!」

「自分へのメッセージだと思ってしまいました!」

アドバイスはしない…アドバイスなんていう上からの目線では、彼らに自信を与えることはできません。

本気で向き合うこと、本気で怒ること、ここが私のUSPなのかもしれません。


渡部さんにとって幸せとは?

幸せを見つけてもらうのが私の仕事です。

相談されると、とにかく訊きまくって、本人に答えさせます。そう、答えは本人の中にあります。すると、相談に来た人は、勝手に満足して帰っていきます(笑)。

答えは与えられるものではない、見つけるもの。そう、幸せも…。

自分のパートナーが見つかる。さみしさや、不安感が無くなる。生きがいが手に入る。健康も手に入る。そして家族も…。

普通、買った商品は、時間と共に劣化していくことが多いですよね。でも、私から手に入れたものは、ずーっと続く、そして増えていく。

見つけた幸せは、形を変えて、さらに膨らんで、また誰かを幸せにしていきます。

そんなサービスを与え続けられるこの仕事が、私は大好きです。



【結婚相談所 渡部けい子さんのプロフィール】

相談者との面談

開業25年、横浜の地元で愛されている結婚相談所横浜be婚の代表。

多くの結婚相談所が集まり紹介可能な会員を共有している仲人型結婚相談所です。サポートの質が高く、成婚率が高い結婚相談所です。

また、データマッチング型・オンライン型と同様にネットでお相手探しが可能です。




今回インタビューした渡部けい子さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルbookをご覧ください

結婚相談所横浜be婚 渡部けい子さん



 

プロフィール

【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世

静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒

一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。

2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。

2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。

40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。

主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。

Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
      セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ

セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。

ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。

自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。

◆ララコンシェルジュについてはこちらから

 ・女性起業家デジタルbook
 ・ポットキャスト:え?わたしも働ける?人生薔薇色ラジオ
 ・YouTube:「ララ・コンシェルジュ」チャンネル
 ・インスタグラム :ララ・コンシェルジュ
 ・Facebook:ララ・コンシェルジュ
 ・公式ライン:ララ・コンシェルジュ

ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

同じカテゴリのコラム

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

広報機能を強化しませんか?

広報(Public Relations)とは?

広報は、企業と社会の良好な関係を築くための継続的なコミュニケーション活動です。広報の役割や位置づけ、広報部門の設置から強化まで、幅広く解説します。