第1回
ミャンマー人とは?
合同会社ジーフロッグ 木村 賢嗣
食べることが大好き
1年を通して水産物、作物や果実が収穫できるため、食材は豊富です。
多くの人は、朝は外食、昼は弁当持参、夜は家族と家で食べます。
間食として、軽く1~3食を屋台などで食べる習慣があります。
最近ではカフェが増えているため、日本と同じようにカフェがいつも
込んでいる状況です。
学習塾が大人気!?
今のミャンマーは一次産業が主体となっているため、大学を卒業しても
すぐに就職できない人が多くいます。
就職のため、お金のために「学習塾」が大人気です。
特に日本で働きたいと考えている人が多く「日本語学校」が大ブームと
なっています。
ただし、単純に「金儲け」を考えている訳ではありません。
両親や家族のために「仕送り」をしたいと考えているからです。
ミャンマー人男性
大人しくて、優しい人が多い。(もちろん、個人差はあります)
女性好きな人も多く困っていると、言わなくても手伝ってくれる。
歴史的な背景もあるのですが、プライドが高いところがあります。
人前で注意や叱ったりすることは NG です。
ミャンマー人女性
前向きで明るい人が多い、そして、勤勉で向上心があります。
特に決断力と行動力は、凄いと痛感しています。
(当社の社員からも・・・)
昔の日本では、女性一人で食事したり、喫茶店で過ごしたりという
ことは稀でしたが、今のミャンマーでは日常的にみられる光景です。
日本製は高額なため韓国の化粧品、歌手やドラマなども人気です。
両親や家族は、異常なほど心配していることが多く、学校や仕事が
終わったら早く家に帰ることを促します。
治安が良いと言われているミャンマーですが、夜は別問題と感じられる
部分が多々あります。
それはインフラ整備が不足しているため、街灯が極めて少ないため
危険な状況になるためです。
目に見えない「絆」
ミャンマーは 135 の民族から成り立つ多民族国家です。
地域によっては特色のある民族もあり、全て同じとは言えませんが
私が今まで出会ったミャンマー人の多くは、民族を超えた
「ミャンマー人」として、誇りと強い連帯感で結ばれていると感じています。
日本では Facebook などで、友達の友達にさえ面識がなければ安易に
「友達申請」すると、意味の分からないことを言い始める人がたくさんいます。
しかし、ミャンマー人同士では、そんな考えを持つ人はいません。
全てとは言いませんが、知らなくても友達になることが当たり前です。
特に在日ミャンマー人は、先輩の在日ミャンマー人に対して「兄・姉」といった
感情をもって頼りにしています。
先輩たちは、母国の後輩たちへいろいろとアドバイスして助けています。
今の日本人に、見習うべき点が多々あると感じています。
微笑みの国ミャンマー
ミャンマーへ行くと初対面の人でも「微笑み」ながら出会いを喜んでくれる人が、ほとんどです。
日本よりも治安が良いと言われている
「微笑みの国ミャンマー」へ行ってみると
多くの気付きを得ることができます。
手に持っている花は「セイロンテツボク」と言い、最も重い材木です。
しかし、その花は香水の原料となり、ミャンマーで切り花として売られていても
ミツバチが飛んでくるくらい香り高い花として親しまれています。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
プロフィール
合同会社ジーフロッグ
代表社員 木村 賢嗣
富士通株式会社へ新卒入社後、日本初の銀行ATM搭載タッチパネル設計に従事(スマホのタッチパネルなど現代に欠かせない礎を築く)、世界初となるプラズマディスプレイ設計に従事。その後、セイコーエプソンにおいて、USB2.0規格に準拠したスキャナーの組み込みソフトウェア開発に従事。リーマンショックの影響により建築業界へ転職、飛び込み営業として営業スキルを習得。
日本の人口減少という課題にミャンマー人材と共に解決に取り組み、ミャンマー発展のために寄与することを経営理念として、2018年3月に合同会社ジーフロッグを設立、CEOに就任。
30年以上のエンジニア経験と過去の実績を活かしたイノベーターとして、ミャンマーと日本の新しい未来を創造するため活動している。
Webサイト:合同会社ジーフロッグ