第4回
知識 ~Myanmar~
合同会社ジーフロッグ 木村 賢嗣
国の発展に欠かせないことに「教育」があります。また、国民の持つ「知識」は国の発展に大きく左右します。今のミャンマー人が持つ知識について記載します。
「教育」は学校教育だけではなく、社会人になってからも、現役を引退しても、一生学び続ける必要があります。
学ぶことを止めてしまうと、時代の変化から取り残されてしまいます。
インターネット社会となり、グローバル化されていく世界の中では、情報量も爆発的に増加しています。
知識レベル
東南アジアは歴史的な背景から発展途上国が多く、国によって知識レベルに大きな開きがあります。
特に発展が遅れているのが、ミャンマーです。
2014年に検閲が廃止され、誰もが自由に情報を得ることができるようになりました。
統制された情報しか与えられず、知りたいことが何か?
それすらも分からない。
これは良し悪しではなく、長い間、軍事政権によって支配されてきた事実です。
政治の在り方によって国民が受ける影響は計り知れないものがあります。
教育とは
本来は人間としての社会性を、教えて育てることが教育であり、これを間違えると「動物」として成長してしまいます。
自己都合で振る舞い、社会のルールも守れない。
社会人になってからは、先輩や上司、同僚やパートナー、時には部下や後輩など、多くの人脈の中から取捨選択して学び続ける必要があります。
ミャンマーでは「学習」が大ブームとなっています。
学びたい意欲はあっても、教えられる人材が少ない現状があります。
学習の目的は、少しでも高い給料を得るためです。
そのための一つとして、日本で働くことを夢見ている人も多くいます。
ミャンマー人の能力
当社が運営している WEB教育 「HINOMARU Classroom」の生徒が書いた日本語の基本文字です。
https://www.facebook.com/Hinomaru-Classroom-%E6%97%A5%E3%81%AE%E4%B8%B8%E6%95%99%E5%AE%A4-111242917192316/
これは、初めて日本語を見た生徒が 2日で覚えて書いた「文字」です。
初めて見た文字を 2日で書けますか?
・基本文字
・濁音
・半濁音
・拗音
これらの全ての文字を 2日で覚えて書いてしまいました。
これがミャンマー人なのです。
皆さんは、何か感じますでしょうか?
文化とは
サルやチンパンジーなども、共感や同情を持つことは言うまでもありませんが、人間と大きく異なることは、文化的な側面があると言われています。
ネアンデルタール人が滅んだ理由は、集団行動をしていなかったためと言われています。
集団行動とは一緒に行動するだけではなく、共通した意識や共感など社会性とも言えます。
知識とは
因数分解ができなくても生きて行けます。
しかし、挨拶や年上の人を敬うことを知らない場合、社会人としての人生に支障をきたすことは言うまでも無いことです。
ミャンマーでは軍事政権による鎖国状態であったため、コロナウイルスのような感染症は珍しく、飛沫感染防止のマスクや手洗い、人が多く集まる場所を避けると言う知識が無い人も多くいました。
当社の顧問看護師からミャンマー人に向けて感染予防の方法や理由などをサポートしてきました。
当社が事業運営する「大原国際日本語学校」の社員候補は、全員感染していない状況です。
日本でも注意を要する「熱中症」を、ミャンマー人に向けてサポートしています。
日本の皆さんにとっても、役に立つ情報を発信しています。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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プロフィール
合同会社ジーフロッグ
代表社員 木村 賢嗣
富士通株式会社へ新卒入社後、日本初の銀行ATM搭載タッチパネル設計に従事(スマホのタッチパネルなど現代に欠かせない礎を築く)、世界初となるプラズマディスプレイ設計に従事。その後、セイコーエプソンにおいて、USB2.0規格に準拠したスキャナーの組み込みソフトウェア開発に従事。リーマンショックの影響により建築業界へ転職、飛び込み営業として営業スキルを習得。
日本の人口減少という課題にミャンマー人材と共に解決に取り組み、ミャンマー発展のために寄与することを経営理念として、2018年3月に合同会社ジーフロッグを設立、CEOに就任。
30年以上のエンジニア経験と過去の実績を活かしたイノベーターとして、ミャンマーと日本の新しい未来を創造するため活動している。
Webサイト:合同会社ジーフロッグ