第5回
情報 ~Myanmar~
合同会社ジーフロッグ 木村 賢嗣
インターネットが普及する前は、新聞や雑誌、ラジオやテレビなどから情報を得ることが多く、提供された情報が前提となっていました。
現在ではインターネットから欲しい情報を選べるようになりました。
その代わり、情報の信憑性については自己責任で判断しなくてはなりません。
ミャンマーでは、2011年に民主化がスタートしてから携帯電話が飛躍的に普及して、現在では 100% を超えています。
情報発信
インターネットの普及により、2000年ころから「ブログ」などが登場して、仮想空間(匿名)から多くの人が情報発信できるようになりました。
世界
1位:Facebook 23億7,500万人
2位:WhatsApp 16億人
3位:Facebook Messenger 13億人
4位:WeChat 11億1,200万人
5位:Instagram 10億人
世界で利用者の多い SNS は、Facebook です。
WhatsApp、Messenger、WeChat、Instagramなども多くの人に利用されています。
日本ではダントツで LINE 利用者が多く、TwitterやInstagramも利用者が増えています。
日本
1位:LINE 8,000万人
2位:Twitter 4,500万人
3位:Instagram 3,300万人
4位:Facebook 2,800万人
東南アジアの多くの国では、Facebook が最も利用されています。
SNS の普及により世界中の情報をリアルタイムに得ることができ、同時に情報発信もできるようになりました。
その引き換えに無責任な発言や、不確実な情報も多くなり、自己責任が問われるようになっています。
ミャンマーでは、ダントツで Facebook 利用者が多く、Viber を使う人も多くなっています。
判断基準
冷静に考える事ができれば誰にでも判断できることが、コロナウィルスのような恐怖を伴うと異常行動となります。
マスクが不足してもトイレットペーパーやティッシュペーパーが、連動して不足する訳がありません。
食品も同様に買いだめに走り、売切れる商品が続出しました。
日本人の情報判断能力の欠如を目の当たりにして、不安を感じています。
インターネットの情報は、公的機関からの発信以外は、信憑性について考えなくてはなりません。
ミャンマー事情
ミャンマーでも無責任な、情報発信が散見されています。
テレビ、ラジオ、新聞よりも、Facebookが主体となっていますが、ネチケットのようなマナー教育が遅れています。
また、正しい情報が何なのか?
今のミャンマーでは、それすらも知ることが難しい状況です。
フォロアー数の多い人の投稿に、左右されることが多々少あります。
例えば「このサプリが良い」と投稿すると、多くの人が買い求めます。
人気が出ると、すぐに真似しようとします。
同時に誹謗中傷が始まります。
これは妬みからの行動で、手の届かないくらいの人気になると称賛に変わります。
情報力
情報の持つ「力」は今後も大きくなり、5G の普及からビッグデータの分析と活用が一つのポイントになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
プロフィール
合同会社ジーフロッグ
代表社員 木村 賢嗣
富士通株式会社へ新卒入社後、日本初の銀行ATM搭載タッチパネル設計に従事(スマホのタッチパネルなど現代に欠かせない礎を築く)、世界初となるプラズマディスプレイ設計に従事。その後、セイコーエプソンにおいて、USB2.0規格に準拠したスキャナーの組み込みソフトウェア開発に従事。リーマンショックの影響により建築業界へ転職、飛び込み営業として営業スキルを習得。
日本の人口減少という課題にミャンマー人材と共に解決に取り組み、ミャンマー発展のために寄与することを経営理念として、2018年3月に合同会社ジーフロッグを設立、CEOに就任。
30年以上のエンジニア経験と過去の実績を活かしたイノベーターとして、ミャンマーと日本の新しい未来を創造するため活動している。
Webサイト:合同会社ジーフロッグ