第3回
言葉の壁
合同会社ジーフロッグ 木村 賢嗣
英語は苦手、読めない、書けない、聞き取れない、話せないという日本人が多く、私も苦手な一人です。
日本語に文法が似ている国は、韓国、モンゴル、フィンランド、ミャンマーなどがあります。
会話では流暢に日本語を扱えたとしても、手書きとなると非常に難しい。3種類の文字「ひらがな」、「カタカナ」、「漢字」という 3種類の文字を使い分ける必要があるためです。
特に「漢字」は非常に難しく、読めても全てを書くことは難しいですね。
日本人は読む相手の事を考えて書くことが多く、「意味」と「印象」に配慮して言葉を選んでいます。
例えば、
・この車は綺麗だ(デザインが美しい)
・この車はキレイだ(洗って清潔になった)
「漢字」はデザインを、「カタカナ」は清潔感を表現する時など、専門家は状況によって使い分けているそうです。
相手に意味を伝えるだけではなく、その印象が伝わることも日本語ならでは、なのかも知れません。
増え続ける文字
世の中の変化により「借金」よりも「ローン」の方がイメージが柔らかいなど、文字を変えるだけで読み手の印象が異なるのは日本語の特徴です。
クラスター
ロックダウン
ソーシャルディスタンス
日常的に使われる「カタカナ」の文字が増えています。
例:みゃんまー? ミャンマー? 緬甸?
完璧に日本語を習得することは、容易なことではありません。
British English
ミャンマーは British English のため、カタカナの発音が異なります。
例えば、
1.カド ... キャド(CAD)
2.カット ... キャット(Cat)
3.ダスクトップ ... デスクトップ(Desktop)
4.カンセル ... キャンセル(Cancel)
ミャンマーの理系高校は教科書が英語のため、日本人よりも英語は堪能です。
また、IT 開発で使う言語を含めた言語の習得能力が高いことも特徴です。
ミャンマー語
文法が似ているため、日本人も早くミャンマー語を習得できる可能性があります。
接続詞と単語を覚えれば・・・ 会話が成り立ちます。
私の知人は 約 6ヶ月で、文字が読めるレベルまで到達しました。
発音は難しいため簡単には習得できないようです。
言葉の壁
軍事教育の影響で、マル暗記も得意な人が多く、漢字の読みも習得が早いと言えます。
ミャンマーでは「日本語」が大人気となっています。
他の東南アジア諸国よりも日本語の習得能力が高く「言葉の壁」が低いことがミャンマーの特徴です。
ミャンマーの国立学校を訪問した時の動画です。日本にとっても大切な人材となる可能性を秘めています。
国立学校訪問 低学年教室視察
https://youtu.be/xMWjrhvdg3s
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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プロフィール
合同会社ジーフロッグ
代表社員 木村 賢嗣
富士通株式会社へ新卒入社後、日本初の銀行ATM搭載タッチパネル設計に従事(スマホのタッチパネルなど現代に欠かせない礎を築く)、世界初となるプラズマディスプレイ設計に従事。その後、セイコーエプソンにおいて、USB2.0規格に準拠したスキャナーの組み込みソフトウェア開発に従事。リーマンショックの影響により建築業界へ転職、飛び込み営業として営業スキルを習得。
日本の人口減少という課題にミャンマー人材と共に解決に取り組み、ミャンマー発展のために寄与することを経営理念として、2018年3月に合同会社ジーフロッグを設立、CEOに就任。
30年以上のエンジニア経験と過去の実績を活かしたイノベーターとして、ミャンマーと日本の新しい未来を創造するため活動している。
Webサイト:合同会社ジーフロッグ