中小企業にSNS採用が「今」必要な理由

第8回

士業やコンサル業も「SNS採用」支援ができるようになれば!

一般社団法人 大人のインフルエンサー協会  秋山 剛

 

「日本でいちばん社労士を稼がせる社労士」からの提言


「働き方デザインの学校」の校長を務めつつ、(一社)パーソナル雇用普及協会の代表理事として「働くルール検定®」を考案した、社会保険労務士の萩原京二様をご紹介します。

萩原様は、全国約200人の社会保険労務士向けにコンテンツの提供・講座の開催・会員サービスを提供する、「日本でいちばん社労士を稼がせる社労士」です。

そんな萩原様の、「中小企業のSNS採用」に対する提言をお読みください。


中小企業の採用、定着の課題


社会保険労務士の、萩原京二です。

さっそくですが、リクルートワークス研修所によれば、今後の日本には「労働供給制約社会」という時代が来るとのことです。労働力人口がどんどん減っていくため、2040年には約1100万人の人手が不足する、と言われているのです。

つまり、いまがもっとも採用しやすく、この先は採用が難しくなっていく一方であるということです。

中小企業の課題は、「人」であり、とくに若い世代をどのように確保するのかが重要です。企業側が採用する人を選ぶ時代が終わり、今後は働く人たちの母集団が減っていくため、応募してもらうには「選ばれる会社」でなければならないのです。


SNS採用が必要な理由


現在、若者のコミュニケーション手段のほとんどがSNSです。そのため、SNS慣れしていない世代からすると、そこが最大の悩みとなっています。

また、Facebook、Instagram、X、LinkedInなど、世代によってSNSの利用手段が違うため、若い世代にリーチできていない企業は、新たな情報発信の手段としてSNS発信をしていくべきなのです。


SNS採用から定着する環境づくりとは?


採用には「人を集めること」「集めた人からいい人を選ぶこと」「選んだ人と契約して会社で活躍してもらうこと」の3段階があり、各社違う悩みがあるなかで、どこが悩みなのか理解する必要があります。

「人は集まるけれど、いい人が来ない」のであれば、情報発信の誤りによるミスマッチが起こっているのでしょう。また、「入社してもすぐに辞めてしまう」というのであれば、そもそも会社とその人が合っていないことが原因です。

人を集めることも重要なのですが、集めただけでは採用問題を解決できないケースもあるということです。


SNS採用の専門家に求められる役割


SNSの普及にともない、近年採用活動にSNSを活用する企業が増えています。ところが、

・社内にSNSが得意な社員がいない

・外注先が見つからない
・「SNS採用」のノウハウがなく成果につながっていない

といった企業も多いのが実情です。

中小企業は、日本の全企業数のうち99.7%を占めています。そして、その中小企業が日本の産業やわたしたちの生活を支えてくれているのです。

そんな、なくてはならない中小企業の「人材採用」の課題を解消できなければ、今後ますます大変な状況になってしまいます。若い人材を採用したい企業も、自分にマッチする会社で働きたい求職者や若者も、困ってしまうでしょう。

そこで、SNS運用を取り入れているあなたとともに、中小企業の「SNS採用がうまくいかない」「ミスマッチからの離職が多い」という課題を解消したいのです。

ぜひ多くの方に興味を持っていただき、世の中の中小企業と求職者を結びつけるSNS採用を支援する専門家が増えていくことを願っています。


一般社団法人パーソナル雇用普及協会

https://personal-employment.or.jp/

 

プロフィール

一般社団法人 大人のインフルエンサー協会
代表理事 秋山 剛

1976年大阪生まれ。18歳で父親になり、仕事をしながらプロボクサーも経験。

電気工事会社、ボクシングジム、結婚相談所の異なる事業で様々な集客・採用方法を試行錯誤し、各事業で億単位の売上をあげる。

コロナ禍で業績が最悪の状況に転ずるなか、オンライン事業、TikTokを開始。売上ゼロの状態から半年で年商1億円の事業を構築、すべてSNSで集客。企業経営者、起業家6000名以上に SNS集客、ブランディング、SNS採用を支援。SNS運用の書籍4冊出版。現在は、厚生労働省管轄 認定訓練校として中小企業のSNS採用担当者育成のための「SNS採用プランナー」認定研修を実施。若者が自分らしく活躍できる社会づくりに取り組んでいる。

【著書】


企業のSNS運用

Webサイト:一般社団法人 大人のインフルエンサー協会

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