はじめての起業 成功の秘訣

第40回

成功に直結する10の習慣とは?

一般財団法人 立志財団  坂本 憲彦

 

ベストセラー『7つの習慣』に代表されるように、多くのビジネス本から、人生において持つべきマインドセットを学ぶことができます。事実、成功者は日々の習慣を大切にして実践しています。

しかし、習慣が大事と言っても具体的に何をしたら良いのかわからない人も多いのではないでしょうか?

例えば『主体的であれ』と言われた時に、確かに大事だと納得しても、実際の生活で何をどう変えるかまで考えられていますか?漠然と理解しただけで、具体的に行動できないのはもったいないですよね。

そこで今回は「成功に直結する10の習慣とは?」と題し、数多くの起業家を輩出している立志財団の理事長である、経営者教育の専門家・坂本憲彦先生にインタビューを行いました。その内容をわかりやすく解説していきます。

ぜひ、あなたが明日から実践できるポイントを一つでも見つけ、ビジネスの成功につなげていきましょう。


習慣を確立するための前提

自分にあった習慣を見つける

習慣を実践する前に押さえておくべきことがあります。それは、自分にあった習慣を見つけるのが先決と言うことです。

成功するために必要な習慣は、さまざまな人がいくつも紹介しています。それぞれの成功事例をもとにしているので、そのどれが正しくて間違っているのかは大きな問題ではありません。肝心なのは、自分が確立できる習慣はどれなのかを見つけることです。

例えば、瞑想を習慣にしている人が成功したからといって、瞑想しない人が成功しないとは言えませんよね。それよりも、「瞑想が良いのはわかったが、これは自分が続けられるものか」という判断が大事なのです。

合う合わないは自分にしかわかりませんので、実際にやってみるのが手っ取り早いです。やってみた結果、これは気持ち良い!とか、続けられそう!といったプラスの手応えがあるのかを試してみてください。

いくら大切だと言われても、自分の肌に合わないのを続けていくよりも合ったものを続けていく方が、自然に習慣化しますよね。

あなたに合った習慣を見つけられるよう、今まで調べたものやこの記事で紹介しているものも、まずは実践してみましょう。


成功の定義を決める

自分にあった習慣を見つけるために、予め決めておくべきポイントがあります。それは自分の成功の定義を決めておくことです。「ビジネスで成功したい」、「人生で成功したい」と言うようなとき、具体的にどんな状態でしょうか。

ビジネスの成功なら年収がいくらなのか、人生の成功なら仕事の充実だけなのか、それとも家族とのプライベートも充実させたいのか。

成功の定義は、あなたの目指すところによって違います。そこを決めることで、自分に必要な習慣は何なのかを探しましょう。

年収500万でプライベートにもゆとりを持ちたい人が、年収1億稼ぐために必要なことをやってボロボロになってしまっては、精神的に成功しているとは言えませんよね。

まずは、あなたが目指している成功とは何なのかを具体的に描いてみましょう。そこから、実践すべき習慣を探し取り入れていくことがあなたにとっての成功や幸せにつながる道です。


決断は朝にする

意志力を温存する

仕事をマネジメントする上で大事な習慣に、「決断を必要とするものは朝にする」と言うのがあります。例えば、会議や決裁がそれに当たります。

そもそも、習慣が大事な理由には「意志力」が関係します。人は何かを決断するのに意志力を使います。

今日の昼食はどこで食べるか、休日に何を着て出かけるか、全て意志力を使います。そしてこの意志力は朝起きて時間とともに消費し、夜になるとヘロヘロになってしまします。(眠れば回復します)

習慣にはこの意志力の無駄使いを抑え、大事な場面で決断するための意志力を最大限発揮するための役割があります。習慣化していれば、考えて判断するまでもなく自然と体が動くため意志力を消費しないのです。社長が秘書を使うのも、重要でない雑務全てに意志力を使ってしまわないためなのです。

意志力を温存して、ここぞという時に決断するための状態を整えておきましょう。


意志力を発揮する

そのため、意志力を最大限発揮するためには「決断を必要とする仕事は朝にする」方がいいのです。逆に短調作業の多い事務処理などは夕方以降に回すと効果的です。このタイムマネジメントそのものを習慣化してしまいましょう。

午前中、意志力が消費されていないうちに重要な会議や決裁にパワーを使って、しっかりと頭の回る状態で臨みましょう。残業してまでの会議がどん詰まりになってしまうのは、1日の意志力が限界を迎えているからです。意志力のない状態で決断したことは、あまり実を結びません。

意志力を浪費せず決断をするために、Googleカレンダーなどを利用して、まとめて1週間分決めてしまうと良いでしょう。朝起きたら歯を磨くようなルーティンとして、重要な仕事は朝に組み込んでしまえばいいのです。

あなたの行動の一つ一つについて、意志力を必要とするかどうかで分けてみてください。そして、意志力の必要なものを朝のうちに実行することを習慣にしていきましょう。より効率的で効果的なパフォーマンスが発揮できるはずです。

意志力についてはこちらの書籍がオススメです。

ぜひチェックしてみてください。

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自分が朝型・夜型かを知る

決断は朝すべきとご説明してきましたが、仕事柄や根付いた生活習慣によっては朝の活動がどうしても向かないと言う方もいらっしゃると思います。

朝、決断した方がいいのは眠ることによって意志力が回復するからなので、朝に活動できないからと言って諦める必要はありません。

朝型・夜型か、ショートスリーパー・ロングスリーパーかと言うのは人によって異なるので、必ずしもどちらの方がいいわけではありません。

自分の体質にあった生活習慣を理解するのが一番大切です。それに上手く乗って活動できればパフォーマンスは向上します。実は、自分の体質については遺伝子検査に知ることができます。

科学的に自分の体質や傾向を掴めれば、仕事に向き合う生活習慣の形も見えてくるでしょう。

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結局、自分に向いているのは、どの成功者のパターンなのかを知ることが大切です。朝は身が手だから・・・とがっかりする必要はありませんので、ぜひ自分の成功しやすい習慣を見つけるために参考にしてみてください。


売り上げに直結する行動を数値化する



多くの人は、ビジネスの成功を売り上げや収入で考えると思います。であれば、どれだけ売り上げに直結する行動をとっているかを数値化する習慣をつけましょう。

言い換えればKPIを意識すると言うことです。

積極的に商談のアポイントを入れたり、交流会などに参加したりしている習慣ができれば自ずとチャンスの量が増え、売り上げにつながるはずです。

当然のことだと思われるかもしれませんが、他の事務作業をしなければならないのも事実だと思います。

なので、1日のうちの時間を売り上げにつながる活動にどれだけ当てられているのかを、今一度マネジメントする習慣をつけましょう。

繰り返しに先ほどご説明した「意志力」を使うために午前中に入れてしまうのがオススメです。


「ありがとう」をたくさん言う

仕事の成功とともにプライベートを充実させてい人も多くいらっしゃると思います。仕事命!と言う方にもお伝えしたいのは、実はプライベートの充実が仕事の成功につながると言うことです。

特に、家族との関係性が悪い状態だと金銭は豊かになっても心の幸せが満たされません。心が豊かでないと仕事においても人に与えていく余裕がなくなってしまいます。

自分から感謝の気持ちを伝え、人との関係性がよくなれば自信につながります。反対に、相手を認められないと自分の否定になってしまいます。今の状態を認められないと、そこから抜け出すことはできません。

なので、「ありがとう」をたくさん言う習慣をつけましょう。家族に毎日ありがとう。起こったすべてのことにありがとうを言えればベストです。

具体的な例としては、お墓参りに行ってご先祖様に感謝することや、今日あったことに感謝する日記=感謝日記をつけることです。

特に感謝日記はオススメです。今日あった出来事で、何に感謝できるかを”無理にでも”見つけましょう。日記をつけるのは自己分析の意味でも大事ですし、日々の振り返りと合わせて感謝する習慣をつけられれば自然とプラスの行動が増えていくでしょう。

朝、家族が起きてくれたことすら感謝するように、小さなこと一つ一つに「ありがとう」を言える習慣が仕事とプライベート両方の成功へ導いてくれます。


定期的な運動をする



多くの経営者や成功したビジネスマンは健康の大事さを理解しているので、定期的な運動を習慣にしています。

走ったり泳いだり、筋力を保つことはリフレッシュになり、余計なことで悩むのを止めることができます。リンパの流れが良くなるので体の不純なものが流れ出ていくのです。

また、運動をしている時間は必然的にパソコンやスマホなどの電子機器から離れることになるので精神的に煮詰まった状態から抜け出すきっかけとなるでしょう。

既にランニングが習慣となっている人は感じたことがあるかもしれませんが、走り続けているとランナーズハイの幸福感が訪れます。

このスッキリと気持ちいい状態を「走然」といいます。走ることから開放感を得られるのでストレスを発散してビジネスと向き合えるようになります。

運動が苦手な人はハードルを上げすぎると続かないと思います。なので、最低週に1回1時間からで良いので始めてみましょう。

最近でも「筋トレは最強のソリューション」と言う本が話題になりました。多くのビジネスマンが魅了されることから、やはり運動・筋トレは大きな効果をもたらします。

ぜひ書籍もチェックしてみましょう。

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食にこだわる

水をたくさん飲む

運動をして体調に気をつけるのと同じように、成功者は食にこだわりお金を遣っています。贅沢をしろと言うことではなく、身体を内側から整えるため食品に投資をしているのです。

炭水化物や野菜もそうですが、特に気をつけるべきは水と油です。水と油は人間の体の基礎となりますから良いものを選びましょう。

人は常に水分が足りていませんので、水を飲むのは成功者の秘訣と言われています。ミネラルウォーターにもいろんな種類がありますが、特にシリカ水がオススメです。

シリカ水はメンタリストのDaiGoさんも紹介され話題となっているミネラルウォーターです。シリカとはミネラルの一種である「ケイ素」のことで、健康や美容に期待できる効果がたくさんあります。


下記のサイトにシリカ水の魅力がわかりやすく紹介されています。

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シリカ水のおすすめ人気ランキング10選
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水分が足りていないと感じる人は、ぜひ水をたくさん飲む習慣を作ることをオススメします。飲んでいる人も、日常的に口にする水をこだわってみるだけで体調がさらに良くなると思います。

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油を変える

水と並んで普段人が摂取する機会の多いのが油です。最近では普通のサラダ油でも健康に気を使った商品がたくさん出ていますから、油から食生活にこだわるのは非常に大切です。

油は三大栄養素のうち「脂質」に分類され、油に溶けやすいビタミンA、D、E、Kなどの吸収を高めるので健康や美容には欠かせません。

普段の料理に使う油を変えるだけで自然に体調を整える習慣にしてみましょう。

以下にオススメの油をご紹介しますのでチェックしてみてください。

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他にも、バターとしてパンに塗って食べる油も美味しくてオススメです。ちょっと贅沢な気分にもなってテンションも上がりそうですね。

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夢や目標を「見える化」する



成功する人は夢や目標を常に忘れません。成功者は単に気持ちが強いのではなく、忘れない努力を習慣にしています。

それは夢や目標を「見える化」することです。紙に書いて部屋の見える位置に貼ってみたり、ビジョンマップを書いたりして「見える化」をしているのです。それを待ち受けにしてみたり、定期的に経営計画を発表することもその一環です。

夢を頭の中に描いていても常に意識しないと忘れてしまうものです。日々、忙しい業務に追われていればそれは仕方ありません。なので、自分は意志が弱いと嘆く必要もありません。

夢が叶わないのは忘れてしまうからです。忘れてしまっては続くものも続きませんよね。なので、まずは夢を忘れないために「見える化」することで忘れない努力する習慣から始めてみましょう。


率先して寄付する



成功者には率先して寄付をする習慣があります。多くのビジネス本にも、得るためにはまず自ら与えよと言うことが書かれていると思います。

先ほど、売り上げに直結する行動について説明しましたが、直結しな商談やプライベートではリターンなしでも自分から貢献できることはないかを意識しましょう。

不思議な話ですが、そういった小さな積み重ねが回り回って帰ってきます。ボランティア活動や募金もそうですし、お金や商品でなくても相手のために別の誰かを紹介するのも立派な寄付です。

貧乏人ほど先にくれくれと言ってしまうものです。自分が得るのは後と考えて、余裕があるからではなく常に自分から先に与える習慣をつけてみましょう。


謙虚に振る舞う



自分から与える習慣と同じく大切な姿勢が、謙虚であると言うことです。

「実ほど頭を垂れる稲穂かな」と言われるように、大きく成功している人ほど謙虚に振る舞っている印象がありませんか?

成功してもいつでも謙虚に人と接することで多くの人を動かすことができます。

目下の人にも自分から頭を下げて挨拶するなど、日常的な振る舞いで実践してみてください。

反対に、役職が上がったりなったり、収入や実績を上げたからと言って偉そうにしている人を見ると、やっぱり面白くありませんよね。

つまり。先ほどの寄付や貢献、感謝とは反対の原理が働いてしまうので、人が遠ざかってしまったりしっぺ返しをくらったりしてしまいます。

ただ、誰でも物事が上手く波に乗ってくると調子に乗ってしまうのは無理もありません。ある意味、調子に乗って痛い目を見るのも成功者の通過点と言えるかもしれません。

ビジネスが上手くまわり始めたと思った時は慢心してないかを反省し、実際に痛い目を見てしまった時は素直に反省して謙虚な姿勢に立ち返ることを忘れずにいましょう。


好きなことだけをする



成功者の特徴に、好きなことだけをしていると言うのがあります。

特に経営者や起業家の人は、自分の好きなことや得意なことだけに集中して行動する習慣があります。

つまり、苦手を克服するよりも得意を伸ばすことに特化しているのです。自分が苦手としているところは人に任せてしまうのです。

苦手なことや出来ないことをやっているより、好きで得意なことをしている方が楽しく長くパフォーマンスを発揮できますよね。

ですが、仕事となるとやりたくない業務もこなさければいけないと思うかもしれません。

特に会社員の方は仕方ない部分もあると思いますが、その中でも自分が得意とする仕事で一番貢献して評価されるよう努力してみましょう。

もしそれも難しいようであれば、配置換えの希望や転職で自分が輝ける立場を求めるのも大切だと思います。

わがままなわけでなく、できないことも自分で抱え込まず好きなことに集中して仕事ができる環境を作っていくのは非常に大切です。

もし自分の立場に悩んでいるのなら、今一度、自分が一番輝ける働き方ができる習慣を模索してみてください。


まとめ

以上、10個に分けてビジネスで成功するための具体的な習慣をご紹介してきました。

仕事で意識することもあれば、プライベートで実践できることもあります。

いきなり全て実践する必要はありません。まずは自分ができそうなことからトライしてみてください。

習慣は、理解するのではなく実際にやってみて続けることで初めて習慣となります。

なので、自分に合っているなと思うものを見つけて継続できるものを増やしていけば、自然と成功に向かって回り始めるはずです。

今回の記事が、あなたにとっての成功の一歩となる情報となれば幸いです。ぜひ実践してみてください。

 

プロフィール

一般財団法人 立志財団
理事長、株式会社ナレッジアクション代表取締役 坂本 憲彦

起業家教育の専門家。
1975年、和歌山県生まれ。
一般財団法人 立志財団 理事長、株式会社ナレッジアクション代表取締役。

下関市立大学を卒業後、西日本シティ銀行に入行。6年間、法人・個人向けの融資や営業を担当する。30歳で独立し、ビジネススクール、速読講座、飲食店、貸会議室などを立ち上げ年商5億円まで成長させる。また、10年以上にわたり、1万人以上の起業家の指導を続けている。

自社開催の起業教育セミナーは500回以上開催し、延べ1万人以上が参加。富士ゼロックスやメットライフ生命、商工会議所、倫理法人会などの法人向けにもセミナーを開催しており、パソナ創業者南部靖之氏との講演実績もある。
「すべての人を真に導く」を真の使命として志ある起業家の育成に全力をかけて邁進している。起業家育成の活動の一環として2017年9月、一般財団法人立志財団を設立。2017年12月には実務教育出版より書籍『6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する』を出版し、1.1万部のベストセラーとなる。

Webサイト:一般財団法人 立志財団

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