多言語化を制するものがグローバル化を制する

第69回

世界の商談ミーティング: ベトナム (独断と偏見シリーズ)

WIPジャパン株式会社  上田 輝彦

 

世界の商談ミーティング: ベトナム

ベトナムには便利な挨拶言葉があります。朝昼晩、そして別れまで使える万能フレーズ「シンチャオ」です。親しい間柄なら「チャオ」。さらに、相手との関係に応じて語尾を付けましょう。目上の男性には「アイン」、女性なら「チ」、年下の男女には「エム」をつけるといいですね。

初めて会う人との会話では、自分の経済状況(お金持ちか否か)について触れないのが賢明です。ベトナムでは、裕福な人は恵まれない人を助ける義務があると考えられています。そのため、お金持ちだと認識されると、援助・施しを期待されることがあります。もちろん、進んで施しをしたい方はそうしても構いません(笑)

ベトナム人はプライベートな話題を交えたコミュニケーションを好みます。ビジネスの話し合いの前後に一緒に食事をし、お互いの家族や日常生活について語り合うことで、より親密な関係を築けます。ただし、政治や経済の話題、特に共産党に対する批判は避けたほうが無難です。

贈り物をもらったときは、すぐに返礼する必要はありません。ベトナムの習慣では、別の機会に相手に贈り物をすることで感謝の気持ちを表すのが一般的です。

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WIPジャパン株式会社
代表取締役会長 上田輝彦(うえだ てるひこ)

福井・兼業農家出身。中・高では卓球選手。数学・世界史・世界地理を愛好。上智大学(法学部)在学中、欧州各国や中国等を跋渉、その後、住友銀行(大阪)、英国ケンブリッジ大学大学院留学(歴史学部)を経てWIP創業。オリンピック関連調査を端緒として、多言語および海外市場を対象にした事業のみに特化し現在に至る。「グローバルビジネスほど面白いものはない」が信条。

一般社団法人クールジャパン協議会 専務理事


Webサイト:WIPジャパン株式会社

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