多言語化を制するものがグローバル化を制する

第73回

世界の商談ミーティング: スリランカ (独断と偏見シリーズ)

WIPジャパン株式会社  上田 輝彦

 

世界の商談ミーティング: スリランカ

日本はスリランカに対して大きな恩があります。1951年、サンフランシスコ講和会議で、後にスリランカの大統領となるジャヤワルダナ氏は、「戦争に敗れた日本にもう一度機会を与えるべきだ」と、仏陀の言葉を引用して「憎しみは憎しみによって止むことはなく、愛によってのみ止む」と述べました。

当時、日本領土をアメリカ、イギリス、ロシア、中国によって4つに分割する計画が進んでいましたが、彼の賠償請求を放棄する演説は戦勝国に強い感銘を与え、その結果、日本の分割は回避されたと言われています。

そんなスリランカの公用語はシンハラ語、タミル語、英語の3つですが、英語が共通言語となっています。一方で、日本語を学んでいる人が多く日本語能力試験受験者が急増中です。コロンボでは日系の企業で働くことはステータスとなっています。

おしゃべり大好き、仏教のおかげか温和でフレンドリーな性格な人が多く、とにかくいい人が沢山なんです(微笑)また日本同様、年功序列や上下関係を重視する文化があり、目上の人への敬意を示すことが求められます。

時間は比較的ルーズですが、商談では具体的な商談内容を事前に具体的に示しましょう。

そんな商談ミーティング(オンライン)での通訳者探しなら「YOYAQ」が便利です。
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WIPジャパン株式会社
代表取締役会長 上田輝彦(うえだ てるひこ)

福井・兼業農家出身。中・高では卓球選手。数学・世界史・世界地理を愛好。上智大学(法学部)在学中、欧州各国や中国等を跋渉、その後、住友銀行(大阪)、英国ケンブリッジ大学大学院留学(歴史学部)を経てWIP創業。オリンピック関連調査を端緒として、多言語および海外市場を対象にした事業のみに特化し現在に至る。「グローバルビジネスほど面白いものはない」が信条。

一般社団法人クールジャパン協議会 専務理事


Webサイト:WIPジャパン株式会社

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