多言語化を制するものがグローバル化を制する

第77回

世界の商談ミーティング: バングラデシュ (独断と偏見シリーズ)

WIPジャパン株式会社  上田 輝彦

 

世界の商談ミーティング: バングラデシュ


親日国として有名なバングラデシュ。それもそのはず、同国の国旗が日本の国旗に似ているのは偶然ではなく、当時の大統領が、日本が農業国から工業国に発展を遂げたことに魅せられて、自国もそうなりたいと日の丸のデザインを取り入れました。以来、ずっと日本に対する親近感が強く、多くの人々が日本文化や日本製品に対して良い印象を持っています。日本のアニメや漫画文化も人気で、日本語を学ぶ若者も多いです。

そんなバングラデシュですが、意味は「ベンガル語を話す国」。第二次世界大戦後の1947年、東パキスタンとして分離したものの、その後西パキスタンで話されていたウルドゥ語を公用語にされそうになって、12人の学生が生命と引き換えにベンガル語と文化を守れと運動を起こし、ついに1971年に「ベンガル語を話す」国家として独立することになりました。今でも2月はベンガル語・文化興隆運動月間になっていいて、日常生活ではベンガル語より英語が日常的に話されているにもかかわらず、2月のイベントではベンガル語が幅を利かしています。

そんなバングラデシュ人の特長は、とにかく非常にフレンドリー、社交的でオープンな性格を持っており、ジョークが大好き。初対面でも親しく心理的な距離を寄せてきます。彼らは家族や友人との絆を非常に大切にするのはもちろん、職場の同僚や上司や取引先を家族のように思うことが多いです。そして、彼らは「今を生きる」という考え方が強く、経済的な不安定さや社会的な問題から、長期的な計画よりも短期的な視野で物事を考える傾向があります。


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WIPジャパン株式会社
代表取締役会長 上田輝彦(うえだ てるひこ)

福井・兼業農家出身。中・高では卓球選手。数学・世界史・世界地理を愛好。上智大学(法学部)在学中、欧州各国や中国等を跋渉、その後、住友銀行(大阪)、英国ケンブリッジ大学大学院留学(歴史学部)を経てWIP創業。オリンピック関連調査を端緒として、多言語および海外市場を対象にした事業のみに特化し現在に至る。「グローバルビジネスほど面白いものはない」が信条。

一般社団法人クールジャパン協議会 専務理事


Webサイト:WIPジャパン株式会社

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