多言語化を制するものがグローバル化を制する

第40回

世界の英語: お国なまり事情(英国・スコットランド編)

WIPジャパン株式会社  上田 輝彦

 

世界の英語
お国なまり事情(英国・スコットランド編)

英国での好感度ナンバー1!「上品ながらも嫌味がない」と、英国全土の労働者階級にも上流階級にも人気があるのがスコットランド人訛り。その証拠に、英国のコールセンターはスコットランドに設置するケースが多く、その理由は、スコットランド人訛りは誰からも親しみがもて、信頼感がわくからとのこと。

映画では、「シュレック」主役のシュレックはスコットランド訛り、「ミセス・ダウト」で ロビン・ウイリアムズ が変装したナニーが話す英語もスコットランド的発音。エジンバラが舞台となっている「トレーン・スポッテイング」でも十分スコットランド訛りが堪能できます。

そんなスコットランドでよく耳にするのが、aye(アーイ)(Yes やYeahよりも素朴で、世代性別問わず使われています)、wee(ウィー)(Little やbitの意味で、愛情も感じられるかわいい表現。 例: My wee sister) 。発音は綴りに比較的近く、「about、now、out」などの二重母音は「アボウト、ノウ、オウト」と聞こえます。

ちなみに、ご当地のパブのトイレで「laddie」とあったら男子用、「lassie」は女子用。気をつけましょう。



 

WIPジャパン株式会社
代表取締役会長 上田輝彦(うえだ てるひこ)

福井・兼業農家出身。中・高では卓球選手。数学・世界史・世界地理を愛好。上智大学(法学部)在学中、欧州各国や中国等を跋渉、その後、住友銀行(大阪)、英国ケンブリッジ大学大学院留学(歴史学部)を経てWIP創業。オリンピック関連調査を端緒として、多言語および海外市場を対象にした事業のみに特化し現在に至る。「グローバルビジネスほど面白いものはない」が信条。

一般社団法人クールジャパン協議会 専務理事


Webサイト:WIPジャパン株式会社

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