多言語化を制するものがグローバル化を制する

第41回

世界の英語: お国なまり事情(香港編)

WIPジャパン株式会社  上田 輝彦

 

世界の英語
お国なまり事情(香港編)

香港英語は英国英語に近いとよく言われます。確かに、TVキャスターは英国英語を話し、多くの人にとって(特に資産家や上流階級にとって)いかに美しく英国英語を話すかが一つのステイタスとなっています。しかし、多くの一般人が話す英語は広東語訛り。

一番大きな特徴は、シンガポールと同様、「OK la~(OKよ)」など語尾に「la」が頻繁に出てくること。また、広東語には3人称(「彼」「彼女」)の区別がないため、さっきまで「he」だった主人公が急に「She」に替わったりすることも。発音は舌を巻かず、抑揚があまりありません。香港人といえば、英語と広東語が話せるというイメージ。でも、最近は英語を苦手とする人が急速に増えている模様です。



 

WIPジャパン株式会社
代表取締役会長 上田輝彦(うえだ てるひこ)

福井・兼業農家出身。中・高では卓球選手。数学・世界史・世界地理を愛好。上智大学(法学部)在学中、欧州各国や中国等を跋渉、その後、住友銀行(大阪)、英国ケンブリッジ大学大学院留学(歴史学部)を経てWIP創業。オリンピック関連調査を端緒として、多言語および海外市場を対象にした事業のみに特化し現在に至る。「グローバルビジネスほど面白いものはない」が信条。

一般社団法人クールジャパン協議会 専務理事


Webサイト:WIPジャパン株式会社

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