多言語化を制するものがグローバル化を制する

第72回

世界の商談ミーティング: カンボジア (独断と偏見シリーズ)

WIPジャパン株式会社  上田 輝彦

 

世界の商談ミーティング: カンボジア

小学生でも原付バイクに乗っているカンボジア。多くの人が無免許運転だそうです(笑)

カンボジアでは、SNS、特にFacebookやTelegramがビジネスのやりとりで広く使われています。メールよりも迅速な対応が期待できるため、これらのツールを活用できると効果的です。新規顧客開拓も、SNSを通じたアポイントメント取得後に対面で行われることが多いようです。なお、口約束が多いため、書面での覚書を作成することをお勧めします。

時間については結構ルーズ。遅刻や予定変更が頻繁に起こるため、スケジュールには余裕を持たせることが重要です。

文化的な留意点は以下の通り。

・頭を触らない: 頭は神聖な部分とされているため
・足は不浄とされるため、人に足を向けたり、足で物を触ったりしない
・寺院内では靴を脱ぎ、僧侶や仏像に背を向けて座らないように。また女性が僧侶に触れてはいけません
・年齢や社会的地位に基づく階層意識が強く、年長者に対する敬意が求められます

追伸 カンボジアでは高齢者をあまり見かけることがありません。1970年代のポルポト政権時代に国民の約3分の1が虐殺(病死・衰弱死含む)されたからだそう。 悲しい出来事です。


 

WIPジャパン株式会社
代表取締役会長 上田輝彦(うえだ てるひこ)

福井・兼業農家出身。中・高では卓球選手。数学・世界史・世界地理を愛好。上智大学(法学部)在学中、欧州各国や中国等を跋渉、その後、住友銀行(大阪)、英国ケンブリッジ大学大学院留学(歴史学部)を経てWIP創業。オリンピック関連調査を端緒として、多言語および海外市場を対象にした事業のみに特化し現在に至る。「グローバルビジネスほど面白いものはない」が信条。

一般社団法人クールジャパン協議会 専務理事


Webサイト:WIPジャパン株式会社

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